プロダクト・アウト

「ものづくり」では、「プロダクト・アウト」「マーケット・イン」と言う考え方を知っていると商品の性格がはっきり見えてきます。 iPodに取って代わってしまいましたが、ソニーのウォークマンは、プロダクト・アウトの典型的な商品でした。(iPodもiPhoneへ吸収されて終焉を迎えつつあります。) 「売れるかどうかは、解らないけどとにかく造ってみたいんだ!」と言う情熱を優先して市場に投入される商品です。世の中に無いものを商品化するのですから、事前のリサーチもほとんど不可能で、とてもリスクの高い行為です。近年では、パーソナルコンピュータのMacが代表的な商品です。デザインも洗練されています。近頃では、お掃除ロボットは「プロダクト・アウト」に当たる商品です。一般の家庭用のロボットとして歴史に残る逸品です。

東京 エルグデザイン プロダクトデザイン 二階堂隆 

「プロダクト・アウト」=「恒久的な価値を創り出そうとする本能」 プロダクト・アウトは、情熱を商品にする事です。しかも見返りは期待できない、、どう考えてもお利口はやらないです。ですが、このお利口でない人が時代を変えて行くんだと思います。邪念の無い気持ちで作り出されたものは、何かしら魅力を持ち合わせているものです。売れるかどうかは別ですが、、、。そう言えば、G-SHOCKもプロダクト・アウト型の商品です。私を含めて3人が、それぞれの分野で真剣に創った商品だったけど、、、、、、、確かに3人ともお利口じゃなかったな。

東京 エルグデザイン プロダクトデザイン 二階堂隆

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コメント

  1. gop より:

    ibeさん先日NHK出ました(残念ながらyoutubeは消されてる)
    https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=664314806959183&id=390061987717801

  2. タカシ>gopさん より:

    ibeさんは、「語り部」だからね。マスコミに取り上げられて後輩の刺激なれば、それはそれで良い事だね。