インド人学生の研修をサポートをしている会社から講演の依頼がありました。
デザインの研修を目的として来日しているインド人大学生に、インドでも人気の高い「G-SHOCKに関連した話しをして欲しい」とのこと。
計画を進めるうちに、午前は「G-SHOCK開発ストーリー」と「私流デザインの進め方」の講義、午後は実際にクロックのデザインを体験するワークショップという構成となりました。
会場は以前プロダクトデザインの授業を持っていた「日本工学院・蒲田校」の協力を得て、インドの大学生13名と日本工学院でデザインを学んでいる日本人学生12名との合同講義です。
ちなみに、私はニカさんが講師をする場にいると緊張してしまい、その緊張がニカさんまで伝わってしまうので、今回は同行しませんでした。
このブログはニカさんの報告を元に作成しています。
「G-SHOCK開発ストーリー」では、設計者の苦心や、社内プレゼンでは酷評だった事、アメリカでのTVCMが消費者団体から「誇大広告ではないか」と告発された事、G-SHOCKのネーミングをどの様に考えついたのか、などなど、エピソードを交えて話をしました。
「私流デザインの進め方」ではデザインの発想方法を、手描きのイメージスケッチや実際の製品を見せながら、「使う人をイメージする事」「使われる環境をイメージする事」などの注意点とともに解説しました。
午後のワークショップでは「何から着想を得てどうアレンジするかが、その人の個性になる事」を話しました。
Free Association(言葉を連想して繋げる)の手法で「無限にアイディアが出る手法を習得してもらうのが狙い」です。
アイデア出しのウオーミングアップではインド人と日本人をミックスしたチームを作り、スマホは使わないというルールでアイデアを出し合いました。
言葉の壁や文化の壁を乗り越えて可能な道を探しながら作業を進めることは、両国の学生にとって新鮮な体験になったと思います。
ワークショップにて、クロックのアイデア出しの様子です。
短い時間でしたが、ビデオゲームの「楽しさ」から着想したクロック、王冠、チョコレート、家族、など、それぞれ全く違う着想でデザインが仕上がりました。
最後は一人ずつ自分のデザインのプレゼンをしてもらいましたが、インド人学生はプレゼンに積極的すぎて制限時間が来ても終わらず大幅にタイムオーバー。
そのような国民性の違いは、参加してくれた日本の学生には良い刺激になったかもしれません。
最後は「デザイナーの仕事は、人々を幸せにする素敵な仕事です。皆さんが、立派なデザイナーになる事を期待しています」と締め括って終了しました。
後で考えてみたら「どんな仕事でも他の人を幸せにする事」に気がつきましたとさ。(*^^*)
終了後は、集合写真を撮ったり個別に多くの学生から写真をお願いされたり、人生でこんなにモテた事ないような経験ができたそうです。
なんか楽しそう。
私も行けば良かったな。
このお話はまだ続きが生まれそうなので、次回は私も参加してみようと思います。




コメント
このテーマならニカさんの十八番、全くヨシコさんが緊張するような講義じゃないですね。
しかしインドデザイン学生を日本でサポートしている団体、というのがあるんですね。
この記念写真見て驚くのが受講した8割が女性ということ。すごい女性パワー!
多摩美の学生だった時、自分たちの入学選考の話に及んだ時、入試成績順にすると女子が過半数になるのでコントロールしているとの話でした。