美・美・美?

今更ですが私の名前は美子です。
父の命名で、ソクラテスの「真・善・美」から一文字もらい「子」がつけられました。
ベタすぎです…せめてひとひねり欲しかった気がします…
が、 名前に導かれるように美術系に進んだ先に今の人生があると思うと、不思議な縁を感じます。
ここだけの話しですが、美術系に進んで私生活でも得だった事は、審美眼と化粧テクニックです。 ヒトは皮膚の色や、眼の色、体のバランス、雰囲気で似合う色やイメージが微妙に違うのですが、男女を問わず審美眼の高い人こそ上手く装っています。
私にはブランド物が似合わない事がわかるので、高いお金を支払って後悔する事もありません。
昔から絵を描いて来たおかげで、なんとか自分の顔の上に化粧で修正する事が出来ていたりもするわけです。
豪邸でなくても、家のインテリアや庭の花々を、見た目に快く整えておく事もできます。
料理も盛り付けの美しさにこだわれば、一味美味しく感じられるものです。
哲学の「美」とは異なりますが、現実的な「美」は、豊かな人生の役に立つものなのであります。

先日、東京都美術館の「モネ展」に行って来ました。
モネ展.jpg

毎度懲りているのにもかかわらず、地獄のような混雑の人気企画展に行ってしまったのです。
息苦しいほどの混雑、見えるのは人の頭と途切れ途切れに覗ける絵、大きな声で絵のウンチクを語るKYオヤジ、シビアな監視員。
名画を眼にすれば良いというものではありません。
あの空間に「美」への感動や共鳴はなかったです。
なんとか見られた鉛筆画と「サン=ラザール駅」はさすがに素晴らしかったけど…。

こちらは我が家から歩いて30mほどの、川沿いにある通る人も素通りしてしまうような雑木林の今日の様子です。
近くの紅葉.jpg

色々な美を語ってみても、自然の発する美しさにはどうしてもかないません。
(写真の腕はイマイチでした..)

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コメント

  1. カネゴン より:

    行ってみたいと思ってたけど、やっぱり名画の展覧会は混むんだね~
    おフランスに行った時、モネの睡蓮をゆっくり見て、芸術の分からないカネゴンでも良いな~と思ったよ。
    ゆっくり美を鑑賞するためには、人混みじゃダメだね‥
    その点、この辺はささやかながらも美しい自然をゆっくり鑑賞できる環境があるから、ありがたいよね。

  2. ヨシコ>カネゴン より:

    海外の美術館も色々回ったけど、
    「モナリザ」以外は、大抵どこも
    ゆっくり名画に浸れた記憶があるよ。
    日本人はよっぽど名画が好きなんだねぇ。
    大混雑のモネ展より、近所の山や河原の方が
    よっぽど心が洗われるよ。
    美術鑑賞は、大変な色々が終わった後
    ゆっくりおイタリーにでも行って見てらっしゃいませ!
    (^。^)

  3. アトム より:

    美術展行っても絵画が傷まないように
    照明を落としているので老眼では
    タッチなどが見えないんですよね、残念!
    人が素通りするけど
    自分には響く美というのはとても共感です(^^

  4. ヨシコ>アトム より:

    そうそう、会場は人で溢れている上に
    暗いんですよね。
    車椅子の人も居ましたが、何も見えず
    苦痛しか感じなかったと思います。
    あんな環境で名画を鑑賞するなら
    名もない花を見ている方が良いですよねぇ。

  5. gop より:

    ジベルニーは良かったなー(モネ屋敷&庭)当分パリも行けませんね。
    うちのにも教えてやって下さい>印象派?テクニック

  6. 直子 より:

    審美眼なんちゅう言葉は初めて聞いたわ(@_@;)
    私は美的センスがないのは重々わかってはいるけど、センスって意識して磨けば少しは改善されるものだと若い頃に実感したよ。
    よっちゃは赤が似合うね。私は淡い色のほうが似合うんじゃないかと最近勝手に思っている。
    私の化粧の仕方も教えて欲しいくらいだわ。
    よっちゃはブランド品にあうと思うけどな。

  7. ヨシコ>gopさん より:

    自分の美しい庭で絵を描く人生…羨ましい限りです。
    自閉症の画家が描いた鉄道絵画というのもすごいですね!
    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151204-00000001-withnews-l11

  8. ヨシコ>ナオチャ より:

    自分に合う色を探すなら、こんなサイト↓もあるよ。
    http://www.tokyo-colors.com/contents/personal/
    ナオチャには、ボーイッシュな雰囲気も合うと思う。
    ブランド品は、自分の稼ぎにも似合わないのさ。
    (▼▼#)