年賀状の歴史

年末になると頭を悩ませるのが年賀状作りです。
思い起こせばエルグデザイン設立当時の1987年はパソコンなどという便利な物は無く、手書きイラスト+実筆で版下を作り、印刷はプリントゴッコでした。
プリントゴッコは版下作りも大変な上に、ズレたり汚れたりで印刷の失敗も多く、毎年ドタバタしながら作ったものです。
宛名書きだけでも夜遅くまでかかったなあ。
印刷した年賀状を乾かすために、机一杯に並べたインク匂いの漂う年の瀬も、今思うと懐かしい記憶です。

そんなエルグデザインの年賀状の歴史をザッと机に並べて見ました。
左上が1987年〜右下が2015年です。 (☟クリックで拡大します) エルグデザインの年賀状.jpg

頑張った力作も、今見ると恥ずかしい駄作も織り混ざっています。
エルグデザイン年賀状の特徴は、ニカさんが若き日に習得した寄席文字の実筆をスキャンして使っていることです。 デザイン担当は、ほとんど私です。
その時を暮らした懐かしい猫の姿には、少し切ない気持ちになります。

エルグデザインにパソコンとプリンターが設置された後も、7〜8年は年賀状には手作り感があった方が良いと言う信念の元プリントゴッコを使っていましたが、ついに印刷の誘惑に負けたのが2004年。
あれからもう干支が一巡りしてしまいました。
近頃の年賀状には、二人の写真も添えています。 この年になって来ると、元気な姿を報告する事にも意味があるように感じます。

パソコン頼りの年賀状になってしまいましたが、手書きの一言に気持ちを添えて送ります。
そして、毎年少しづつ「自筆の字」が下手になっている事に、ショックを隠しきれません。

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コメント

  1. 直子 より:

    うちもずっとぷりんとごっこだったのに、いつからかその部品というか足りなくて買い足すものが販売されなくなったんだよね。製造中止ってやつか。
    それで仕方なくイオンで印刷してもらったものを使っている私なのであった。実は我が家にはプリンターがないのさ。
    よっちゃの年賀状はいつも楽しみにしているよ。

  2. ヨシコ>ナオチャ より:

    プリントゴッコの部品が並ぶと、年末だぁ〜!
    って言う時代があったねぇ。
    時代は変わるけど、年賀状はきっといつまでも残るよね。
    毎年年賀状のデザインには頭を悩ましているんだよ。
    楽しみにしていてくれて張り合いがあるよ。
    (^◇^)

  3. カネゴン より:

    先日は色々ありがとう!
    ようやく年賀状の事を考える気持ちになれたけど、
    いつもの事ながら、今年もやっぱり年末ギリギリになりそうだなぁ‥
    まさかのミーコのウサギ、懐かしいねぇ、あれは傑作だったよ。

  4. ヨシコ>カネゴン より:

    カネゴン家は、今年も色々と大変だったけど
    最後は大事なく落ち着いて本当に良かったね。
    ミーコは、虎になったりウサギになったりして
    我が家の年賀状を飾ってくれたけど
    龍年も巳年も、コスプレもさせたかったなぁ。

  5. gop より:

    会社は今年(来年)から虚礼廃止となりました。
    それが良いのか悪いのか…
    来年も楽しみにしております(^^

  6. ヨシコ>gopさん より:

    虚礼と失礼は廃止したほうがいいかもね〜。( ̄。 ̄)
    こちらは虚礼でなくお付き合いいたしましょ。^-^)

  7. アトム より:

    記憶にある年賀状ばかりで懐かしいですね
    継続は力なりだと思います
    我が家も年賀状は10日位かかるので
    その間は大掃除が完全ストップ(^^;

  8. ヨシコ>アトム より:

    年賀状のブログを書く時に
    真っ先に浮かんだのはアトム家の版画の年賀状です。
    10日もかかっている芸術作品だったのですね。
    家宝にします。\(^o^)/