一年ぶりの里帰り

母とは毎日の電話で元気の確認はできていましたが、里帰りは一年ぶりになってしまいました。

一年前より背中が曲がり、言葉や動きがスローになった、まもなく89歳になる母です。
… 私の二十数年先の姿?!…を考えるのは、この際やめておきます。

甥たちは独立したので、今は弟夫婦と三人暮らし。
待ちに待ってくれた一年ぶりのおもてなしに、たっぷり甘えて来ました。

連日ご馳走と楽しい企画をありがとう!

母の住む離れには、米寿記念に描いた屏風絵だけでなく、母のこれまで描いた絵や亡き父の書との共作がたくさん飾ってありました。
屏風絵が新聞の掲載されて、多くの友人たちが鑑賞に訪れてくれたようです。
こうして自分で楽しみを見つけながら暮らしてくれているのはありがたいです。


実家から天竜川への散歩道です。
ココロファームビレッジの山羊たち。総合学習館かわらんべの素朴な展示。水害地のため空き地になってしまった実家の畑跡。などなど、懐かしい思い出を拾いながら歩きます。


蒼く輝く天竜川、一面の花咲く野原、対岸の山々。この旧堤防は10代の私が一番好きだった場所です。

この風景の中では10代の自分に会える気がして、少し感傷的な気分になったりします。


行きがけは、黄砂に煙ってぼやけた景色のドライブでしたが、大雨のおかげで帰りの風景は鮮やかでした。
残雪の山を背景に、山桜はまだまだ満開でした。


3泊4日の滞在も、過ぎてしまえば夢のようです。

帰宅を待ち構えて迎えてくれたのは、猫のネズミちゃん。
今は2匹になってしまった白黒猫も「やっと来たのね」、と言わんばかりのお出迎え。

留守してゴメン!ひもじい思いをさせちゃったかな。

そしてまた普通の暮らしが始まり、母との毎日の電話も続きます。
ただ、母の姿が1年前から少し書き換えられました。

時の経つのはあっという間。これからは1年と空けずに帰らないとね。

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コメント

  1. カネゴン より:

    お母様の画像は以前に拝見した時よりも、お歳を召されたな~という感じはしますが、
    89歳にしてはすごくお元気に見えるよ。
    カネゴン家の母も義母も89歳の時にはかなりボケボケだったからね。
    でも、だんだん話がかみ合わなくなってくるだろうから、今のうち毎日の電話で
    親孝行してあげてね。
    天竜川って学校の授業で習っただけだけど、美しい、のどかな日本の原風景のような
    場所なんだね。
    今年は2回、美しい春を見られて良かったね。
    昔、天竜川の氾濫なんて聞いたことがあるから、堤防は大事だと思うけど、こういう
    景色が残っているってありがたいね。

    ネズミちゃん、いよいよエルクデザインの看板猫になりつつあるね。
    狸に餌を横取りされませんように!

  2. ヨシコ より:

    >カネゴン
    母は頭はまだボケていないみたいだけど、身体が思うように動かないストレスはあるだろうなぁ。
    電話でも愚痴を聞いて、なんとか納めてもらっている感じだよ。

    天竜川の水害のこと、良くぞ知っていてくれました!
    ウチの前の実家はまだ私が4歳の頃、それで流されちゃったのよ。
    それでも天竜川と天竜峡が私の故郷なのだと思う。

    今日はありがとうね。
    あれから塩船観音に行ってみたら、ちょうどツツジが良い時期でした。
    ネズミちゃんは、今日はタヌキに負けないで遊びに来たよ〜。

  3. 直子 より:

    お帰りなさい。
    一年ぶりの帰省だったんだね。
    懐かしい人たちと懐かしい風景。
    一番上の左側の写真のおばさんは善ちゃによく似ているね。
    そして善ちゃとニカさんも似てきたような気がするよ。
    あのあたりも随分変わったけど、流れる天竜川とその近くの景色は変わってないね。
    おばさんも芸術的センスがあって羨ましいよ。
    いい帰省になったようで良かったね。

  4. ヨシコ より:

    >ナオチャ
    ナオチャ一家は皆良く似ているけど (^。^ )、ウチの家族も似ているのかな。
    ニカさんと弟も似てる?
    白髪混じりの爺さんで似ているのか?家族は似て来るのかもね。

    実家に帰っても、新しく造成された場所より、昔の堤防の方がやっぱり故郷だなぁと思うよ。
    ナオチャとも一緒に河原で遊んだよね。

    母もだいぶ年を取ったけど、気持ちは元気でいてくれるからありがたいです。
    しょっちゅう帰るより、1年ぶりくらいの方が色々なおもてなししてくれて良い帰省になりました。

  5. アトム より:

    コメ遅れてすみません。
    「気まぐれ日記」で確認して、帰省したはずなのにブログ更新されないのは何故?
    良くないトラブル発生?でもヨシコさんなら悪い話こそパワーかけて記事にするはず・・
    そういえば・・と「最近の投稿」を確認したら最新記事がありました。というワケです。

    実家の画を展示し常に来客を迎えられる状態にしてある客間は旅館画廊のようで素晴らしい。
    ウチは来客には一週間前の予約が必要と宣言しています。
    日々だと分かりにくいですが、一年振りならお母さんの変化も感じらたことでしょうね。
    この記事読みながら自分はこの先のお母さんの立場になったり、弟さんの立場になったりしました。

    白黒猫と自分たちの影の写真、この関係写真として面白くなりそうだなあ。

  6. ヨシコ より:

    >アトムさん
    見つけていただき、ご指摘ありがとうございました。
    たまに忘れちゃうんですよね。

    アトムさんのコメの悪い話、どこかでこちらを見てるんじゃないかと思うくらい!
    実はあるんですよ。次回アップしようかな。

    毎日電話で離していても、やはり実際に会うと母の印象は違うものでした。
    それはお互い様かな。
    アトム家のお二人とも、お会いしてから2年半になりますね。
    また機会を作ってお会いしたいです。