母の骨折とハンモック猫

GW中の5月3日に母が大腿骨を骨折してしまい、6日が手術でした。

大腿骨骨折は、高齢者がこれをやったら予後はかなり厳しい、という厄介なやつです。

とりあえず手術は無事に終わり、術後2週間の入院の後、別の病院にリハビリで入る予定だそうです。

コロナが5類になったにもかかわらず付き添いや面会がままならないようなので、毎日の電話で見舞っています。

病床からでも会話ができるスマホはありがたいです…が、最初の1週間はスマホがあるおかげで散々でした。
「もう十分生きた、これで人生を終わりにしたい」という弱音を吐く母がいたり、薬のせいで時間の感覚がおかしくなったのか早朝4時頃に何度も電話をかけて来たり、話していても呂律が回らず意味不明の上に夢の話が延々続いたり、身体が痛いのか何かにものすごく怒って悪態をついたり。

このままどんどんおかしくなってしまうのかと不安にかられながらも、ウンウンと話を聞くしかありません。

11日の夕方になって、「今まですまなかった、もう大丈夫!」と言う電話があった時には心底ホッとし、12日に「痛みも無くなりリハビリも順調!」と連絡が入った時は「ついに母が戻ってくれた」と感じました。

久しぶりに甥達が実家に帰省しているところで転倒した母です。
嬉しくて浮き足立ってしまったのかもしれません。
幸せな時間の中でも、一瞬が人生を変えてしまうという怖さを改めて教えてくれました。
その場で骨折を確認した甥(研修医中)は「この怪我は気力で治すしかない」と母に伝えたとのこと。
この調子なら持ち前の根性を発揮して、心も身体も以前の母に戻って帰って来てくれることと期待しています。



そんなウツウツとした1週間、今週は久しぶりに猫の絵を一枚仕上げてみました。


「矢車草の草原でハンモックで揺られながら5月の光を楽しむ猫」です。

水彩画で網のハンモックを描くのは少々難儀しましたが、良い気分転換になりました。

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コメント

  1. 直子 より:

    やっぱり大腿骨骨折だったんだね。
    昨日母がどこを骨折したんだろうと心配していて、妹が大腿骨じゃないかなあと話していたところです。
    手術できたんだからリハビリで回復できるはず、と妹が言っていたよ。
    前向きで頑張り屋のおばさんのことだからきっと大丈夫と信じているよ。
    よっちゃが帰省するのは退院して家に戻ってきてからかな。
    私たちも病気もだけどケガにも十分に気をつけようね。
    ハンモックの猫ちゃん、気持ちよさそうだな。

  2. カネゴン より:

    私の母が大腿骨骨折した時は北海道旅行中だったわ。
    まだ70歳くらいだった時だけど、3ヶ月そのまま北海道でリハビリして、歩けるように
    なってから帰宅したよ。
    ヨシコママは、それよりずっと高齢だけれど、80~90歳くらいの患者さんで、何人
    か大腿骨骨折した人がいたけど、みんな元気になったよ。
    最初は弱気で大丈夫かな?って思ったけど、リハビリしていくうちにだんだん良くなってくるのよ。
    あとは油断して、また転ばないように気をつけないとね…って自分達も気をつけなきゃね!

    ハンモックの猫は虹の橋の向こうの茶々丸だ! お尻尾が間違いない!
    幸せそうに過ごしていてうれしいよ~

  3. ヨシコ より:

    >ナオチャ
    「手術できたんだからリハビリで回復できるはず」ってとても良い情報ありがとう!
    妹さんの義母様は、手術ができなかったんだね。
    それはご不幸なことだったけど、妹さんというお嫁さんがいたのが幸いだったよね。
    母は、日に日に元気が戻っている感じで、やっと安心したところです。
    別の病院にリハビリ入院するみたいだから、退院はまだ先になりそう。
    実家にお見舞いに来ていただくのはありがたいけど、まだ足元がおぼつかないんじゃないかな。
    早く青い鳥に行けるようになるまで回復して欲しいな。

    一瞬の油断で人生が変わっちゃうんだよね。
    母を教訓にして、気をつけて行こう!

  4. ヨシコ より:

    >カネゴン
    お母様も大腿骨骨折経験されたのですか。3ヶ月は長かったね。
    80〜90代でも元気になるという情報も嬉しいなぁ。
    早速母に教えてあげよう。
    骨折したばかりの頃は、もう死んだ方が良いんだ、みたいなことを言っていたけど
    昨日あたりから、すぐにでも普通の生活に戻る勢いだよ。
    この調子だとまた転ける…、かもね。気をつけてもらわないと。

    この子は、子猫の頃の茶々丸だよ。
    虹の向こうでは、どんな時代にも戻れるんだよ。
    特に元気だった子猫の頃がお気に入りなのさ。って。

  5. アトム より:

    >ヨシコさん
    それは心配でしたね。
    しかし病室から24時間自由に電話がかけられる状況というのも凄い。
    そもそもその歳で電話が掛けられるという能力にも。

    ウチの母が90歳前に心臓ステント手術で入院し体力回復のリハビリしたとき
    いやに積極的に頑張るな、と思ったらリハビリ施術士が
    若くて誠実で言葉使いが丁寧なのが気に入ったみたいだからでした。

  6. ヨシコ より:

    >アトムさん
    面会もままならない時に、スマホはありがたかったです。
    行動が制限される老後にこういう通信手段がある時代で恵まれました。
    でも24時間体制で、辛さがリアルタイムで伝わるのも良いような悪いような…。

    母も、リハビリのお兄さんが良くやってくれると言っていました。
    老女達の元気のために、リハビリのお兄さん達、何卒よろしくお願いします!