2015年1月 4日

フィリップスの試み

「あ~~~~~、こんな本があったんだ!」と感じた良質な本に出会いました。ビジネス本の範疇に入ると思いますが、なかなか「深い話」も載っていて私の愛読書にもなっています。今回は、特に印象に残った一冊を紹介します。
ハーバード・ビジネス・レビュー 2012年8月号【イノベーション実践論】http://www.dhbr.net/ud/backnumber
この号で特にフィリップス(拠点オランダ,アムステルダム)の医療部門での取り組みは、患者目線のアプローチとして手本になる試みで「これなんだよな、、やっぱり」と感じさせる内容でした。内容を要約すると「子供が治療を受けた経験がきっかけで、後々までストレスとして心に残ってしまう事を何とかしよう」と言うテーマでプロジェクトが進行するのですが、子供の側に徹した目線で取り組んだ経過が書かれています。このテーマを任されたのが、同社のデザイングループでした。経営責任者が、デザイナーの能力と可能性を熟知していればこそできる決定だと思われます。

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私も医療機器の開発の経験が有りますが、「患者目線でデザイン」する事を実践していました。開発者(設計者)は、医師が使い易い機器にする事に注視しがちです。患者は、誰でも「大きな不安」を感じて治療を受けます。この「不安」を少しでも軽減する機器にする事は、デザイナーの役割です。こんな事を再認識させてくれる一冊でした。
どうぞ、本年もよろしくお願いいたします。