Search


Category Archives

2017年6月25日

蛍の夕べ

特に仏教徒を自覚してはいませんが、ニカさんも私もどこか昔のご先祖が仏門にいたようです。
そういう年頃なのか、ご縁なのか、最近無意識に借りた本がこんな本でした。
五木寛之の「親鸞」は全巻の長さにひるんで、とりあえず始めの一歩で読みましたが、大変に興味深いです。
これは全巻にチャレンジするしかありません。

小林真央さん。若くして観世音菩薩のような方でしたが、残念でした。
まだまだ悟りには程遠い私は、もう少しジタバタしながら生きてみる様です。
仏教の本.JPG

土曜の夜は、青梅ならではの夏のイベント「蛍を見る夕べ」に出かけて来ました。
ニカさんは、河原にたくさんの蛍が舞う幻想的な風景を想像して期待満々。
私は、子どもの頃の山田の蛍を懐かしく思い出しつつ。
蛍バス.JPG

ちょうど日が落ちて薄暗くなり始めた頃、成木川の会場に到着。
蛍の河.JPG

暗くなるにつれて、蛍の光が際立ってきました。
青白いゲンジボタルの光が、点いて、流れて、消える、ゆらぎの空間です。
一つ一つの光に、子どもの頃より尊さを感じます。
(お願い:写真が地味で申し訳ありません。拡大した上で、更に想像を膨らませてご覧ください)
蛍の可2.JPG

アトムさんの様に幻想的な蛍の写真はとてもとても撮れません。
その代わり、写真を拡大したら、蛍の光の現実がぼんやりと映っていました。
空飛ぶだけでもすごいのに、発光するなんて神がかりな生命体です。
ほたる拡大.JPG

夏の夜は、虫ばかりではなく、人間も光に誘われます。
ほたるの屋台.JPG

出店の屋台でビールでも一杯といきたいところでしたが、近所の畑の肥やしの匂いが強烈すぎて断念。
蛍の屋台2.JPG

娑婆には、匂いも、悩みも付きモノのようで。

2017年6月18日

庭仕事は修行なのだ

私が毎日必ず、朝一番に眺める二階からの景色です。
1日の始まりに、この小さな庭から森林浴のようなエネルギーをもらいます。

エルグデザインの庭-11.JPG


特に凝った庭ではありませんが、さっぱりとした緑と季節の花々は、日々の気持ちに潤いを与えてくれます。
その代わり、雑草が生えて来たり芝や枝が伸びてくると、何かやり残した仕事がつきまとっているようで落ち着きません。

一度、雑草や枝を茂らせてしまうと後が大変なのは経験済みなので、毎日の手入れと定期的な庭仕事が欠かせません。

庭仕事は「修行だなぁ」と感じます。

「心頭を滅却すれば火もまた涼し」の境地は遥か先なので、水分補給と暑さ対策は万全で臨みます。

日頃のデスクワークで鈍った身体ですが、仕事を始めればそれなりに身体が動きます。仕事が身体を動かしてくれている様です。
一体いつ終わるのかこの作業...と思っても、少しずつ体を動かしているうちに必ず先は見えて来ます。

手入れをすれば、必ず目に見える成果を見せてくれます。

庭で黙々と汗を流す時間は、ほとんど無心です。
時には、考えても仕方ないことを繰り返し考えてしまいながら、無心の効果に気付かされます。

器具を大切に手入れをしておけば、次回も気持ちよく仕事が回ってくれることにも気づきます。

1日掛かりで綺麗さっぱりした庭も、次の日からもう雑草が成長を始め、決して100&%の完成などないことも教えてくれます。

やっぱり庭仕事は、修行なのだなぁ...。

昨日から今日にかけて、私は芝生と伸びた枝の手入れ。
ニカさんは、増えすぎた「龍の髭」を掘り起こすという修行をしておりました。
庭仕事-2.JPG

前かがみで仕事を続けると、なかなか直立できないのよね。その気持ち、わかるわかる。
庭仕事-3.JPG

今日の仕事はもう少し、というところで夕立が来て、あわてて家に駆け込みました。
庭の緑にとっても、少々疲れた私たちにとっても恵の雨です。
雨に濡れたカシワバアジサイが綺麗です。
庭仕事-4.JPG

そして、肉体労働の後のビールの美味しさは格別なのだということも、修行の成果ということで!

2017年6月11日

塩船観音・杣保の宴

塩船観音寺にて「杣保の宴」というイベントがありました。
クラウドファンディングにて資金を調達するなど、地元のイベントとしては本気度がありそうです。
プロによる幻想的なライトアップが楽しみです。

19時からの開始でしたが、少し早めに散歩がてら出かけてみました。
メイン会場までは、地元の小学生の書いた手書きの文字の並ぶ灯篭を通ります。
塩船.JPG

宴を楽しむ楽市楽座も期待していましたが、普通の屋台とあまり変わり映えせず。
今後の参加には手弁当必須です。

係の人に確認して、空地に席取りし、暗闇が訪れるのを待ちました。
塩船-2JPG.JPG

しかし、あっという間に、目の前はこんな状態。 (▼▼#)
ひとがき4.JPG

早く来て損した気分の中、Vitaの演奏が始まりました。
太鼓-3.JPG

前は全然見えないし、Vitaは少々パフォーマンス過剰な和太鼓だったので、二人でシートにゴロ寝して宇宙を眺めながら太鼓の振動を楽しむのもまた良しとしました。
夜空-5.JPG

夜も更けてもこのような人出は、正月くらいでしょう。
塩船観音寺は檀家がいないお寺なので、この様なイベントとコラボしてお客さんにも楽しんでもらい、寺の収益や宣伝にもなるのは双方にとって良い企画だと感じました。
塩船 -8.JPG

ライトアップは、広い境内のそこそこにポイントとして夜の道を照らしてくれていました。

広場には、遊び心のある灯が転がっています。
ライトー1.JPG

観音様も、昼間とは違う趣があります。
塩船-7.JPG

真っ暗な帰り道は、灯の暖かさが道しるべです。
塩船-9.JPG

スポットライトでできた影絵の紅葉。
塩船-10.JPG

この先が門です。足元を照らす灯が別な世界に連れて行ってしまいませんように...。
塩船-11.JPG

度々訪れる塩船観音寺の、いつもと違った表情を楽しんで来ました。
ライティングがないと、とても怖くて覗けない世界でした。

2017年6月 2日

ハムロンテック:防水試験機

株式会社ハムロンテックは、時計や携帯電話などの防水試験機で国内シェアNO.1の企業です。
B to Bの製品を製造しているので、これまではデザインが関わる必要はなく、社内の設計部門で製品化して来ました。

しかし最近では、B to Bの製品にもデザインの完成度を求められることが多くなったことから、この度デザイン導入のご依頼をいただきました。
最初の画像は、社内設計による試作1号機です。鮮やかなブルーがハムロンテックの製品カラーです。
板金と引き抜き材を使った箱型の設計から、どんな展開が可能か... 、今回はここからがデザインのスタートです。
WPS-旧タイプ2.jpg

デザインプレゼンテーションでは、3案を提案いたしました。
プレゼンの様子・二階堂隆.JPG

プレゼンの前にデザインによる新構造が実現可能かを設計者に打診していたのですが、有難いことに設計のAさんはプレゼン当日までに3案の構造を検討してくれており、3案とも実現可能であるという回答とともに、使える既製材まで検討していてくれました。
朝日さんと.JPG

WP2角度.JPG
プレゼンでは簡単な模型を作って、フロントパネルの角度による操作性の検証も行いました。
ここで設定した角度が、量産試作機に反映されます。







こちらが、決定したデザインのCG(コンピュータ・グラフィック)です。
4本の支柱構造を特徴としたデザインで、鮮やかなハムロンブルーをポイントカラーとして効果的に使いました。
試作機では後付け感のあった上部カバーでしたが、全体がひとつの製品としてまとまって見えるように配慮しています。
WPC-プレゼン2.jpg

こちらが量産試作機です。
CGと、ほとんど変わらず仕上がりました。
アクリルがブラックスモークなのは、Aさんのこだわりです。
WPC-新規デザイン 2.jpg


ヒンジ.JPG
内部の整備がしやすい構造です。










設計のAさんと、完成を祝っての記念写真。
Aさんは、より良い製品にしたいという情熱から、デザインイメージ通りに完成させてくれました。
これまで製造して来た自身の設計の殻を気持ち良く破ってくれたのは、プロの設計者魂と思います。
WPC朝日さんと.JPG

今後、ハムロンテックにて製造する近似仕様の機種については、Aさんがこの構造を展開し、ハムロンテックブランドとして統一したイメージの製品にしてくれることと思います。
よろしくお願いします。

エルグデザイン二階堂隆のデザインワーク