パンドラの箱

昔の友人たちと、久しぶりに集まりました。
そこで明かされたのは、それぞれが重い病気を克服しようとしていたり、連れ合いが大きな病気を何度も克服して来たという事実です。
こういう話を聞くにつけ、人生は災いに満ちているように感じます。
生まれた時は真っさらで明るかった人生が、幾多の不幸、不運、病気、苦労などを経験したり、話に聞くことでどんどん臆病になって行きます。

若い頃は誰もがそうであるように、私も楽天的でした。
会社を辞めてニカさんと二人でデザイン事務所を運営しながら生きるというのも、今思えば結構リスキーな選択でした。

様々な経験をし、リスク情報を取り込んでしまった今の私は、すごく臆病です。

病院で検査をするのは怖いし、かといって検査をしないでいる勇気も無い。 海外旅行は行きたくても飛行機に乗るのが怖くて、万が一の準備までしちゃうし、それどころか、車の運転さえ事故が怖いのでなるべく運転したくない。
散歩の途中で雷が鳴れば、大きな木の下を避けてあわてて帰宅し、外出の予定があると、時間に間に合うように現地に着くまで緊張しっぱなし。
仕事の最終提出の時などは、何度も何度も確認しないと不安なので、やたら時間がかかってしょうがない。 話は先の友達に戻りますが、とても明るく自然体、勇気があって精神的に大人なのです。
考えても仕方ないことは考えずにその時を楽しむのが一番、という潔さを感じました。
人生が始まると同時にその人のパンドラの箱が開けられます。
災いに見舞われても必ず希望が残ることを心に留めて、成るように成るさと楽観的な自分を取り戻してみようかな。
ワインンバー.JPG

立川ワシントンホテル、セルフサービスの飲み放題。
料理の塩味が強すぎるとクレームをつけた健康志向の割には、少々飲みすぎました。

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コメント

  1. アトム より:

    思い返すと・・
    以前、自分が肝炎を患っていた時は
    長生きできないと考えていましたが
    完治して好きなことをやってきて幸せです
    カミさんは何もやりたいことが成就していないので死ぬわけにいかない!
    と言いますが
    自分から見ると、こんなに好き放題してきた奥さんは
    この大きな団地の中でも1、2位を争うと思います(^^
    まあ、これからはなるようになれ~ですね

  2. カネゴン より:

    このところ色んな事がありすぎて、人の一生って何なんだろう
    って思うことが多いよ。
    どうあがいても、神様がくれた時間は決まってるんだから、
    せっかくだから楽しまなきゃ損、損!
    そう思わないとやってられん!!
    9月になったら、マダムの仕切り直ししようね

  3. ヨシコ>アトム より:

    お酒を飲まないアトムさんが、
    肝炎を患っていたとは知りませんでした。
    完治して、本当に良かったですね。
    人間の身体はもろい様でも、
    案外しぶといものなのかもしれませんね。
    好きなことをやりたい放題の奥様、幸せですよね。
    その幸せがもっとたくさん続きますように。
    (^_−)−☆

  4. ヨシコ>カネゴン より:

    本当に今年は、カネゴン家にとって
    御不幸が続いたものね。
    かと思えば、心肺停止から生還した
    ニカママの例もあるしねぇ。
    神のみぞ知るのが寿命だし
    知らないからこそ生きてられるのかもね。
    カネゴンには、もっと息抜きして欲しいよ。
    マダム会の件、落ち着いたら連絡するのでよろしくね。
    (^O^)