MAZIRUN「マジラン」は、2018年/東京都:世界発信コンペティション/特別賞を受賞しました。
■2015年・
第一次開発ストーリーはこちらから。
■2017年7月・
展示会の様子はこちらから。
■青梅市内の小さな企業(株)アサップシステムの「
MAZIRUN:マジラン」が、まもなく製品化されます。
熱血短距離ランナーだった社長が、学生時代に欲しかった製品
「一人でも正確に測れるタイム計測機」の
構想から10年。
市の助成金に採択され、エルグデザインが協力を始めてからも3年近い時間が流れました。
■助成金申請当初、社長が開発した
試作機です。(まだデザインは関わっていません)
走る距離に関係なく、一人でも1/100秒単位で計測できる画期的な機能で、個人でも購入できる価格を想定しています。
スポーツ教育に貢献する製品の将来像が見えました。
社長の熱意と製品コンセプトの明快さに、エルグデザインも製品化まで応援したいと感じました。

■センサーはランナーの身体に装着します。
腕に巻くのは、計測ブレが生ずる可能性があるという事で、別の装着方法を模索します。
熱く走るには、
バトンタイプはどうか?
ハチマキタイプも有り?
センサーは胸元に装着するのが一番正確。ならば
タスキタイプが良いのでは!
などと、自作の簡易モックアップで試行錯誤中。

■
初代試作モデルの完成です。
3Dプリンターで作成し、ニカさんが既製色で塗装。
ブラック&オレンジの専用ストラップは私のお手製です。

■その後、試作モデルで計測データの統計を取り、使用したアスリートの意見を収集し、性能が向上されました。
センサーは、腕に巻く仕様でも十分な計測結果が出る事が確認され、アームバンドに変更、電源は充電式に変更されました。
タイムリーダーは、本体カラーとシート印刷デザインを刷新し、スポーティに生まれ変わりました。
■
製品案内パンフレットは、A4zサイズ/4ページに、ボリュームアップしてブラッシュアップしました。
製品が間に合わなかったので、製品の代わりにCG(コンピュータグラフィクス)を合成しています。
中ページに、社長の想いの開発ストーリーを掲載しました。
社長の
陸上スポーツ愛が、マジランの
大きな感性価値です。

■こちらがマジラン最終形です。
7月の展示会では、多方面から高評価をいただき、元気一杯。
年内の発売に向けてアサップ&協力機関一同奮闘中です。

マジランは、オリンピックなどの公式タイムを計測するのと同等の計測機能を、約1/100の価格で提供できる予定です。
アサップシステムはとても小規模な企業ですが、アイデアを継続して暖める努力の継続で、夢の実現はもう直ぐです。
2020年の東京オリンピックや、日本人が100m/10秒を切るという時代の波に乗って、陸上の発展とともに成長して欲しいと思います。