クルーズの夢と現実(お部屋と人々)

10日間で横浜港発台湾(基隆)→石垣島→那覇→横浜港を巡るダイヤモンドプリンセスクルーズ。
体験前のイメージは..、綺麗な海を見ながら..、ハイソな乗客達が優雅にくつろぐ中で..、美味しいお料理やお酒を楽しんで、食べ過ぎちゃったらジムに行って…。という夢のような世界です。

前日は港の近くのホテルに泊まり、出港の5時間前に大桟橋埠頭に向かいました。
しかし客船ターミナルはすでに人で溢れてる!


予約したのはプライベート・バルコニー付きのゆったりしたお部屋です。
バルコニーで海を見ながらお食事もできるなんて素敵!と、夢は限りなく膨らみます。

しかし、夢と現実は違うもの。
部屋のお掃除は毎日完璧で快適でしたが、10日間のクルーズの中で気持ち良く晴れたのは石垣島の1日だけ。
天気はずっと雲か雨で、バルコニーは寒いし風は強いしで、優雅にお食事なんてできる雰囲気ではありません。

初日の夜から、船は揺れるし、常にゴンゴンという音が聞こえ、心房細動が再発したかと思うような振動も伝わって、ほとんど眠れずに過ごしました。
この先10日間も耐えられるのかと心配になりましたが、人間の身体の適応力とはすごいもので、翌日からは少しずつ揺れが気にならなくなりました

意外にすごかったのはトイレです。
真空式トイレと言うシステムで、蓋をしてからボタンを押すと「バシュ〜ッ」というすごい音と共に秒速で吸い込まれていきます。
蓋を開けたままだと、自身まで吸い込まれそうで少し恐ろしいくらいです。


横浜港発着の船なので、クルーも乗客もほとんど日本人だろうと勝手に思い込んでいたのは甘かった。
船内は基本英語。
日本語の案内があり日本人クルーもいますが、大半は日本語を少しだけわかってくれる外国人(白人系、黒人系、アジア系、ラテン系など様々)で、乗客も日本人が一番多かったですが半分近くが様々な国からの訪問客でした。

会話はぎこちなくても、クルー達がとてもフレンドリーでサービス精神満載なのはさすがでした。


…しかしハイソだろうと想定していた乗客は(ハイソな方々も多くいらっしゃったのですが…)目立つのは首を傾げるような面々。
下半身素っ裸でプールの長椅子に腰掛けていた立派な体型の西洋人のおばさまやら、本格的刺青の方やら、掃除のお姉さんに抱きつく日本のジジイ(情けない..)とか、その他にも見なきゃ良かった方々が深く記憶に残っているのが残念です。

…これから本番へ続きます…

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コメント

  1. 直子 より:

    日曜日に更新がなかったのでおばさんに何かあったのかと心配したよお~。
    こんな素敵な旅をしていたなんて、ホッとしました。
    私にとっては夢のような世界でとても新鮮だよ。
    タイタニックを思い出したよ。
    見なきゃよかったシリーズも興味あるなあ。
    続きが楽しみだ~。

    • ヨシコ より:

      >ナオチャ
      心配かけてごめん!!
      この旅は、一年前に予約したのよ。
      出発の一月前に母が入院となって、行けるかどうか微妙だったけど
      母も「楽しんで来て」と送り出してくれて助かった。
      母はその後病院を転院して、そこそこワガママ言いながらも頑張っているよ。

      タイタニックのマネしてみたかったけど、近いイメージの場所には行けなかったよ。
      でも船の沈没も少しリアルに感じられたし、昔の船旅はもっと大変だったろうなぁと思う。
      夢と現実の両方を体験できるのが旅なのだなぁと感じたよ、

  2. カネゴン より:

    見た事のない世界の体験ブログ、待ってました~~

    お天気ばかりは残念だけれど仕方ないよね。
    今年は沖縄よりも先に本州で梅雨っぽくなったものね、台風よりは良いと思うけど。
    それでも石垣が晴れてくれて良かったね。

    あんなに大きな船なのに揺れたんだ、ビックリ!
    クラブツーリズムで、定期航路船を乗り継いで日本一周というのがあって、オスカネが興味を示していたけど、これじゃ絶対無理だわ。

    お部屋はやっぱり素敵ね。バスタブまであるのね。
    トイレのプシューっていうの、新幹線や飛行機のトイレと同じかな? 
    私もいつもドキッとしちゃうよ。

    客船ターミナルの人たちを見ると、やっぱり年配の人が多そうね。
    スタッフは外国人が多いということは、ニカさん、英語を話したかな?

    あ~聞きたいことがいっぱいあるよ。
    急がなくて良いけど、ブログの続き楽しみだわ。

    • ヨシコ より:

      >カネゴン
      何度も家の無事を確認してくれてありがとう!
      今年の梅雨入りは早かったよね。残念!
      でも荒天もクルーズ体験のひとつと思うことにしよう。

      天気がイマイチで波が荒かったせいもあるけど、船が揺れたといっても、大きく揺れるわけではないよ。
      ユラっと感じるくらいで、船酔いはなかったよ、
      カネゴン家には、日本一周で毎日のようにどこかの港に寄港する旅がお勧めかな。

      そうそう、新幹線と同じかも。(ずいぶん乗って無いから忘れてた)
      室内は普通のホテルみたいなだけに、意外性が強調されたのかも。
      何か落としたら大変!と緊張しちゃうよね。

      乗客はやはりご年配の方々が多かったよ。
      私たちの年代は若い方かも。
      赤ちゃんや子供を連れた家族も何組かいたけど、
      子供対象の施設でないのでちょっともったいない感じ。

      ニカさんは、チャンスとばかり英会話にチャレンジして自爆してました。(*^^*)

  3. アトム より:

    横浜港でのコロナ騒動が起きる前から
    清水港でダイヤモンドプリンセス号は何度か撮影しに行きました。
    他の豪華客船は香港の高層アパートみたいで全く味気ない。
    この船は優雅でカッコいいなあ、、と大好きでした。
    でもクルーズしちゃうと外観は関係なくてインテリア調度ですね
    いや究極的にはスタッフと客層が勝負なんでしょうね。
    タイタニックのように甲板レベルは富裕層、船底は労働者で区切られているならわかりやすいけど。
    悲喜、珍道中の土産話、楽しみにしてます(^^

    • ヨシコ より:

      >アトムさん
      コロナで変な意味で有名になっちゃったけど、ダイヤモンドプリンセスは美しい船ですよね。
      インテリアも重厚感があって素敵でした。
      クルーはとても教育されていたけど、意外なほど乗客にエレガントさがなかったような・・・。
      私たちは初回体験でしたが、十何回目のクルーズです、と言うような方もいらっしゃいました。
      数多く乗ると色々な特典があるみたい。
      それにしてもすごいけど。
       
      部屋や扱いにスイート待遇はありましたが、あからさまな差別は感じなかったかも。
      基本、どんな時間もあらゆる手段で客を楽しませようとしてくれるのですが、
      それを素直に受け入れるか、抵抗を感じるか、そのへんも相性なのでしょうね。