17回忌と米寿祝い

世界がウクライナ情勢とコロナ感染に心を痛める中ですが、週末は3泊4日で実家に帰って来ました。
父の17回忌と母の米寿のお祝いという名目で、やっと家族が集まれる2年半ぶりの帰省です。
それぞれ独立している甥達もなんとか集まってくれるようです。
今回のチャンスを逃したら、次に会えるのは一体いつになることか。

ここは不要普及の外出…、なんて言ってられません。


母とは毎日電話で話していますが、実際目の前にするとやはり月日が残した変化は感じます。
でも元気でしっかりした気持ちで暮らしていてくれることが第一にありがたく感じます。

全員揃ってお墓参りの後、会場の「加賀美」という温泉旅館で記念写真。
甥達は大人になったような、まだまだ青いような。
少々生意気なところが可愛いです。

こちらが会場とお食事の一部です。
広いお座敷がとても気持ち良く、鯉料理やヤマメ焼きなどの田舎の宴会料理を懐かしくいただきました。


会食中も自宅に戻ってからも、皆でたっぷりお喋りして、2年半の空白が埋められた気がします。


翌日は、母と絵の品評会。
プロセスやコンセプトを説明するニカさんと、神妙な面持ちで聞き入る母。
これからの作品への刺激になると良いな。


こちらが先日もご紹介した、母が最近描いた書と挿絵です。(↓ここだけ拡大します)
確かに左側のハスの花の絵はもう一工夫必要みたい。
でもこれだけの文字と絵を数時間集中して書くって、米寿もバカにできないですね。

私達も、まだまだ何でもできそうな気がして来ました。


帰る日の朝、母は私たちに朝ごはんを作ってくれる準備をしていましたが、さすがに足元が危ないので遠慮しました。
歳を取っても、母はいつまでも私の母なんだなぁ。

こちらは実家の窓からの風景です。
水害地の田んぼが整地され、大きな道路が通り、子供の頃とは随分変わって味のない風景になってしまいました。
それでも故郷に母が居てくれてこそ、ここが私の故郷です。
弟夫婦がしっかり守ってくれて居るのも心強いです。

こんな故郷の変化でも寂しいのに、国を破壊され家族を失い追われた人々の悲しみは、想像を絶します。
1日も早く侵略が終わるよう、怒り、祈ります。

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コメント

  1. アトム より:

    米寿のお母さん、これだけの気力と筆致は素晴らしい。
    絵を通してニカさんとお母さんが会話できるのも良いね。
    このくらいの小人数で仲の良い親族でお祝いの席というのが一番の幸せですね。
    ところで今回の帰省はオートクルーズで車?それともビールとおつまみ片手に中央本線?

  2. ヨシコ より:

    >アトムさん
    母も昔は、日本画の大きな作品を趣味で描いていたんですよ。
    趣味は老け込みを防いでくれるのかもですね。

    田舎の親戚付き合いは、義理が大変です。
    でも義理より、居心地の良い会席が一番ですね。

    交通機関だと時間がかかるし、荷物も多いので、もう車しか選択の余地がありません。
    でも高速で前の車を追尾する機能は、恐ろしくて使わないそうです。( ̄∇ ̄)

  3. 直子 より:

    懐かしい風景に懐かしい人たちの顔。
    双子ちゃんたちは善ちゃの若い頃にそっくりだね。
    おばさんもよっちゃも変わってないなあ。
    おばさんのきれいな字にびっくりだよ。
    すばらしいわ。
    私はもう実家に泊まることはなくなってしまったからしっかりしている弟クン夫婦が羨ましいよ。
    2年半ぶりに再会できていい時間を過ごせて本当に良かったねえ。

  4. ヨシコ より:

    >ナオチャ
    一緒に遊んだ河原では無くなっちゃったけど、私たちにとっては懐かしい風景だよね。
    母は身長が20cmも縮んじゃって、体重も今は40キロ台だって。
    縦方向80%の縮尺をかけた感じだよ。
    私はだんだん母に似てくる。先が怖いわ。“(*`ε´*)ノ彡☆バンバン!!
    善一郎達は、良くやってくれているのでありがたいよ。
    母は、ナオチャのおばさんがナオチャの家に行くのを羨ましがってるよ。
    くれば良いのにと思うけど、青梅まで車での移動は難しいみたい。
    会う機会は後何回か…、と思うと毎回が貴重だね。

  5. カネゴン より:

    お母様は背筋もちゃんとしてお元気そうね。
    まだまだ楽しく会話ができるし羨ましい限りです。
    ニカママと一緒に青梅に来ていたのはいつ頃だったかしら…
    その頃から比べたら、やっぱり歳をとられたなって感じがするし、
    もうお父様の17回忌だなんて、月日の流れの速さを感じるわ。

    お母様の写経は素晴らしいわね。
    どうやったらこんなに縦横綺麗に揃うのかしら。
    私なんてマスがあっても無理だわ。
    奈良の薬師寺に奉納するための下書きがしてある写経が、ずっとほったらかしに
    なってるから、定年になって落ち着いたら再チャレンジしようかな…

    まずはともあれ久しぶりのリフレッシュ旅行と親孝行が無事にできて良かったね

  6. ヨシコ より:

    >カネゴン
    背筋は無理して伸ばしている感じなの。
    気を許すと逆L字の体型になってる。
    私も似てるから気をつけないとなぁ。
    親子って歳を取ると似てくるよね。
    カネゴンはカネゴンパパ似かな?

    母の字は昔より衰えを感じるけど、私は今でもこんなに一字一字根詰めて書けないな。
    外に出歩けないこの時代に、うちで色々遊んでいてくれて助かるわ。
    とにかく、無事で親孝行出来て良かったよ。

    ミーさんには、大変迷惑かけちゃったんだけど、その話はまた後でね。