川越散策

好天の中、一度は行ってみたかった江戸の情緒を残す街「川越」を訪れました。
青梅線で拝島まで行き、八高線に乗り換え約1時間。
遠くはない距離ですが、単線の八高線でゴトゴト揺られるうちにのんびりした旅気分になって来ます。

川越駅からはバスで、縁結びの「川越氷川神社」まで。
この神社は街中にオアシスのように佇んでいます。

それにしても、川越の街の道路は恐ろしく狭い!
車では絶対に来たくない街です。
バスの運転手さんのスゴ腕に拍手。


境内の「絵馬トンネル」には約3万枚の絵馬が奉納されて、それぞれの切なる願い事で息苦しいくらい。
でも中には可愛い願いごともあってほっこり。


「あい鯛みくじ」は、釣り竿で鯛の口元の紐をひっかけて釣り上げる仕様。
おみくじと縁起物の可愛い鯛付きで300円。
おまけに一年の安鯛(安泰)を約束してくれるならば、ここは釣るしかありません。

「川越氷川神社」からは徒歩で「札の辻」へ。
ここが「蔵造りの街並み」や「菓子屋横丁」へ繋がる起点です。

最初は甘い香り漂う「菓子屋横丁」から回ってみました。
ここはお菓子の甘い香りが漂うということで、環境省の実施した「かおり風景100選」だそうです。
懐かしの駄菓子屋、テイクアウトのお団子屋、薩摩芋を使った様々なお菓子まで盛りだくさん。

懐かしい駄菓子は、眺めただけ。
昔の記憶のままの方が幸せなこともありますよね。


「菓子屋横丁」を抜けると、「トリック3Dアートin COEDO」がありました。
ここも面白そうなのに、外のデモ看板で遊ばせてもらっただけでゴメンナサイ。
ニカさんの方は、馬が立体的に見える絵で、筆やパレットも絵です。筆は手にきっちり収まってリアル画家気分!(←クリックしてご覧くださいね)
私の方は、肘鉄でぶち壊した気分が味わえる壁ですが、演技力が無さ過ぎて恥ずかしいので猫かぶりトリック!


江戸時代の空気が味わえる「蔵造りの町並み」は、国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定され、「美しい日本の歴史的風土100選」にも選定されているそうで、さすがに重厚感のある建物が並びます。
同じ蔵造りでもデザインはそれぞれに個性があり、現代の建築より丈夫そう。
火事や強盗からは完全防備。
どの建物も手入れされ、現役のお店としてバリバリな所もすごいです。


こちらは、「蔵造りの町並み」から1本通りを離れた「大正浪漫夢通り」。
左からイタリアンレストラン、理髪店、パーラーです。
どの建物も現代のお店の雰囲気にピッタリマッチして、古さが良い味になっていました。
街をそぞろ歩く着物姿が、時代の雰囲気を盛り上げてくれています。


「昭和の街:中央通り」には懐かしい昭和の香りの残る雑貨が並び、この日は江戸・大正・昭和といくつもタイムトンネルをくぐったような1日になりました。


釣って来た「あい鯛みくじ」は大吉で、幸先良い気分のお土産付き。

古い街並みの保存、充実した店舗、食べ物、お土産、と地域全体で観光にかける本気度に感心した川越散策でした。

昭和の街、我が青梅…、悲しいけど完敗。

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コメント

  1. カネゴン より:

    スイートポテト、御馳走さま~
    川越、良い天気だし人もそんなに混んでなかったみたいだし、最高じゃない!!
    青空に映えてフォトジェニックな世界だわ。
    コロナ前は外国人で溢れ、身動き取れない時期もあったから、私もずっと行ってないけど、また行きたくなっちゃったよ。
    氷川神社には行ってなかったな… 金魚のおみくじは可愛いし、私も引いてみたくなったよ。
    今回はお食事お酒の写真がないけど、もっぱら見て歩くことだったの?

    青梅は長崎屋を解体して再開発っていうけど、いつまで経ってもダメだよね~
    青梅宿なんだから何か方法はあると思うんだけどねぇ…

  2. アトム より:

    川越方面は行ったこと無いけど情緒あるね。
    さすがに行楽日和で人出も多そう。
    蔵造りの街並みなんて紙と鉛筆を手にしたら一日中スケッチ描きたくなりそうでしょ。
    電線も地中化され古い家も溶け込ましながらリノベーションされて
    サスティナブルなリノベーションのお手本だなあ。
    せっかくなら一番でかいあい鯛みくじを釣って欲しかった。

  3. ヨシコ より:

    >カネゴン
    カネゴンこそお疲れ様!
    川越は木曜日に行ったけど、観光客はそこそこでゆっくり歩けて良かったよ。

    氷川神社のおみくじは、金魚じゃなくて鯛なのよ。おめでたいの鯛さ。
    可愛い縁起物なので、和室に飾ったら良い感じだよ。

    ランチは、気分で二人ともヒレカツ定食にしちゃったの。
    なんかお腹が空いていたんだよね。
    川越の雰囲気に合わないので写真も撮らないままだったわ。

    青梅は、なんか全体が中途半端なんだよね。
    建物はシャッターが多くなっちゃったし、美味しい物は少ないし、お土産も映えないしね。
    その分のどかなんだけどね。

  4. ヨシコ より:

    >アトムさん
    東京育ちのアトムさんも、川越は未体験でしたか。
    水彩画も良いけど、フォトジェニックな街ですよ。
    電線が無いし、観光客が少なければ、完璧です。
    アトムさんなら「残したい日本の風景」の傑作間違いなし。

    一番でかいあい鯛みくじ。
    釣ろうと思ったけど、紐が付いてなくって…。

  5. 直子 より:

    川越ってさ、埼玉県だよね?
    埼玉県に友達がいて、毎年川越のくらづくり本舗っていうところの和菓子を送ってもらっているよ。
    私よりも母と二男がお気に入りさ“(*`ε´*)ノ彡☆バンバン!!
    こんないいところなんだね。
    駄菓子屋さんがおもしろそうだ。
    忘れられない駄菓子って結構あるなあ。
    町並みが懐かしくていいねえ。

  6. ヨシコ より:

    >ナオチャ
    そうそう、川越は埼玉県だよ。
    青梅市は、埼玉県には近いのよ。
    くらづくり本舗なら、まさしくこの場所だね。
    街並みも素敵だったけど、色々な駄菓子やオシャレなお菓子のお店がたくさんあったよ。

    私達にとって懐かしい駄菓子は、天竜峡や時又のお祭りだね。
    あの頃の駄菓子は、お祭りの日の特別なご馳走だったよね。