発掘とワクチンと夏の猫

ご近所の住宅が壊された後、新しい工事がなかなか始まらないなぁ…、と思っていたら、本格的な遺跡発掘調査が始まっていました。

通りがかりに調査のおじさんから情報収集した結果、ここは縄文時代から古墳時代の竪穴式住居だということです。

詳しい報告は調査後に発表されるのでしょうが、どちらにしても太古の昔からこの土地に人々が暮らしていたのですね。
どうやって屋根を乗せたのかと感心するほど広いですが、地面を掘り屋根をかけた住居で、雨風や野獣や害虫や暑さ寒さをどこまで防げたのか。

この場所は近くに小さな川(←当時もあったかは不明)が流れているだけの、何もない鬱蒼とした山の中…、だったと思います。
先夜もウチの庭にペアのタヌキが徘徊していて、現代でもそんなに変わってない感じ。

この深い山の中で、人々は何を食べ、どんな暮らしをしていたのでしょう。
発掘現場を見ただけに、太古の生活が少しリアルに感じられます。

猛暑だ豪雨だと2025年の夏に文句を言いながらも、涼しい部屋で、熊にも遭遇せず暮らせるありがたさ。
太古の暮らしに思いを馳せると、文明の進歩に感謝するしかありません。

遺跡は、調査の後は埋め戻してしまうそうです。
「足るを知る」教訓のためにレプリカの竪穴式住居を建てて残して欲しいのに、残念です。


水曜日はニカさんが帯状疱疹ワクチンを接種しました。
2回接種する少々お高い不活化ワクチンですが、公的補助が1万円あるので助かります。

これで10年近く危険で痛い帯状疱疹にかからずに済むなら安いもの。

竪穴式住居から帯状疱疹ワクチンまで、文明の進化のありがたさを実感した1週間でした。


 
関東は5月頃から真夏の陽気でした。
梅雨らしくもなかった梅雨も、ついに明けたようです。

今週は「夏らしい夏」をイメージして一枚描きました。
暑い夏の砂浜でスイカをカジって、暑さと満腹と眠気に放心状態のミーコです。
雲が白イルカに変身している空想の世界。


久々にミーコ登場です。
これが現実の姿でございます。

ミーコは最後まで家に入れても落ち着かない、外小屋猫でした。
文明の暖かさや涼しさをもっと味あわせてあげたかったなぁ。

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コメント

  1. カネゴン より:

    今日、朝散歩の帰りにこの遺跡を見てきたよ。
    竪穴式住居っぽくなってたね。
    確かに復元住居を作ったら面白いだろうなって思うけど、きっと土地を買った人は「どうしてくれるんだ!」って怒っちゃうわ。

    ニカさん、帯状疱疹ワクチンの接種ができて良かったね。
    私らは70歳まで待たなきゃいけないから、それまで免疫を落とさないようにしなくっちゃ。

    ミーコ! このふてぶてしいミーコ、大好きだよ。
    ほんとそっくりに描けているけど、本物のミーコは何も考えずに本能のまま生きる猫で、この絵の猫は放心状態というより、この気候変動を憂いている知的な猫に見えるよ。
    白の中にこんなふうに白いイルカを描けるって凄いなぁ。
    イルカの表情も優しくてとても良いよ。

  2. ヨシコ より:

    >カネゴン
    カネゴンも竪穴式住居発掘現場見てきたのね!
    報恩寺方向から向かって右側の方は大きい建物があったふうだね。
    あの場所で縄文人の家族が20人ほど暮らしていたかも…。なんてロマンがあるなぁ。
    あの土地を買った人は、お金にならないから早く調査終えろ!って思っているかもね。
    夢もロマンも無いよねぇ。

    ニカさんは帯状疱疹ワクチン注射の後、コロナワクチン注射の後のような痛みと腫れがあるみたい。
    最初、T病院で打とうとしたら、イオン内のクリニックの方が1回4,000円もお安いと聞いてそちらで打ったよ。
    注射は嫌いだけど、やっぱりこれは打っておいた方が良いんだよね。

    このミーコ、最高に可愛いでしょ。
    お気に入りの一枚だよ。
    本能のまま生きる猫か〜。猫ってそう言うものだよね。
    なのに哲学的に見えるから、猫って不思議。
    白イルカも褒めってくれて嬉しいな。