台湾旅行/台中・台南・高尾

3泊4日のツアーで、台北から、台中、台南、高雄と、台湾の西側の主な観光地を駆け足で巡りました。(写真は全て拡大します)

初日、台北松山空港からバスで台中へ移動後、最初の夕食は「客家料理」。
旅行の一番の目的である、本場の中華(台湾)料理に心弾ませます。

最初から「これか〜い!?」というお粗末な写真ではございますが、ツアーでご一緒するメンバーと円卓(狭い…)を囲み、遠慮しつつ大皿料理を分け合いながらいただくという落ち着かないパターンは旅の最後まで変わらず、写真撮影もままなりません。やはり円卓は家族か友人と囲みたいものです。

2日目は、台中の「文武廟:孔子(学問の神)と関羽、岳飛(武道の神)を祀る中国寺院」からスタートです。まだ建立後100年に満たない寺院なので、時代の重みは感じられませんが、グリーンがかった石細工と朱と金のコンビネーションが異国です。6枚目、右側の赤くて長いお線香も、お仕事中堂々の爆睡しているおじさんも、異国情緒でした。

文武廟からは日月潭という湖の眺望が見事でした。
台湾の寺院では、どこも熱心に祈りを捧げたり願をかける信心深い人々の姿がありました。湖畔の柵にかけられた「祈福風鈴」という幸福祈願も鈴なりでした。

バスで南へ移動中の風景です。バナナや、細い椰子のような檳榔(ビンロウ:実は眠気覚ましになるそうですが、ものすごく不味いそうです)が茂っています。
バスは中型車でしたが、カーテンや小物のデザインが台湾してます。


台南に近い嘉義にての昼食です。台湾料理は美味しかったですが、大皿で運ばれるため熱々ではないのが少々残念でした。期待が大きすぎたのかも。


赤嵌楼は、オランダ占領時代にオランダ人によって築城された赤煉瓦の旧跡です。
台湾らしい雰囲気ですが、レンガの積み方が台湾流とは違うそうです。

台湾にはオランダ以外にも日本や中国に占領された歴史が、今も建築物に残されていました。ガイドさんが「これは日本の占領時に…、」と説明を始めるとズキッとします。でも対日感情は悪くないようで安心しました。
現在も中国との国交関係は微妙ですが、中国人の観光客も多いそうです。

公園や観光地には台湾ガジュマロの木がたくさんの葉と長いヒゲで市民に日陰を提供していました。

延平郡王祠は、台湾を占領していたオランダ人を駆逐した鄭成功(母は日本人)の功績を賛えて建てられたものです。明るいターコイズブルーに近い色の瓦が綺麗でした。

右の不すごな形の石の牌坊は、日本占領時に建てられた鳥居を解放後に改造したものだそうです。..ズキッ..。

蓮池潭は台湾の南、高尾にある人工の蓮池です。一枚目は、ワイヤーを回転させるボートいらずの自動水上スキー。お手軽で面白そうです。
池の中に建つ「龍虎塔」というツインタワーには口を開けた大きな龍と虎がいます。龍の口から入って虎の口から出ると開運のご利益があるそうな。
龍の口から入ってみると陶器の人形がびっしりと飾られ色々な物語が綴られています。
塔に登るとグルっと一周街並みを見渡せます。
少数民族の民族衣装がビビットでお洒落でした。

三鳳宮は高尾にある道教の寺院で、たくさん並ぶ赤い提灯が印象的です。
約350年前に建設された由緒ある寺院なのに、派手な電光掲示板をつけてしまうところがミステリー。

食後はオプショナルツアーの「愛河クルーズと六合夜市散策」に参加しました。
大通りに夕方から立つ摩訶不思議な市は、あふれんばかりの人々で、ものすごい熱気です。臭豆腐やアヒル料理からは異様な匂いが漂います。
ガイドさんからは、「絶対に夜市で食事は取らないでください。」と釘を刺されていたので、あえてのチャレンジはやめました。

2日目は、移動も多い長い1日でした。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. アトム より:

    ツアー行動で少々窮屈な思いをしたようですね
    台湾では日本統治時代の教育やインフラ建設に悪い事言う人は少ないです
    一方、台湾現地人と大陸(中国)から敗退した蒋介石派との確執は強いです
    台湾の一番の面白さ、夜市の食べ歩き禁止令は残念でしたね~

  2. ヨシコ より:

    アトムさん
    キャデラックの殿様旅行とツアーでは比較にならないと思います。 (*^^*) 
    良い経験しましたね!
    台湾には、追い出された少数民族もいるのですよね。
    呑気な観光とは別の感慨も多い旅でした。

    夜市の食べ歩きは、多分私は大丈夫ですが、ニカさんには無理。
    バスの旅なのに、お腹壊したら一大事です。
    何事もなかったので良かったということで!

  3. カネゴン より:

    私が友人4人と行ったのは10年前で2泊3日の台北だけだったから、
    あまり台湾の歴史や色彩というを感じられなかったけど、やっぱり
    一歩都会から出ると、いかにも台湾っていう景色が見られるんだね。

    寺院の朱色や日月潭の風鈴はいわゆるインスタ映えしそうだし、龍虎塔も面白そう。
    台北でもガジュマルの樹の下で休んでいたおじいさんが流暢な日本語で
    私たちに話しかけてくれたよ。
    父も屏東という台南で終戦を迎えたけど、バナナがたくさんあったし、
    台湾の人が良くしてくれたらしく、あまり苦労しなかったらしい。
    色々あったんだろうけど、他の戦地や植民地より、台湾は日本に悪い
    感情を持たなかったようだね。

    食事はやっぱりツアーだと仕方ないのかな…
    夜市で食事できなかったのは、ちょっと残念ね。
    火を通してあれば大丈夫かとも思うけど、ベトナムでもガイドさんが
    絶対に屋台の物は食べないように言っていたわ。

  4. ヨシコ より:

    カネゴン
    カネゴンが行ったのはもう10年になるのね。
    あの可愛いマダムバックは、今でもとても素敵なセンスだね。
    多分この10年ほどでも台湾は変わったみたい。
    また行ってみたら違う台湾が楽しめそうだよ。

    カネゴンのお父様は、台南で終戦を迎えたんだね。
    ヤシのような木やバナナや田園があって、のどかそうな場所だったよ。
    とてもご苦労されたと思うけど、台湾だったのは不幸中の幸いだったかも。

    ツアーは、効率良く回れて、安心で、ガイドさんの説明も丁寧で良かったけど、
    やっぱり自由さと感動に欠けるわ。
    一長一短で、どちらを選ぶかは、毎回悩むところだね。