欲望と希望

5月は母の日もあり、ニカママのお誕生日月でもあります。
会えない時だからこそ気の利いたプレゼントをしたいものですが、洋服・下着・靴の類は収納しきれず戻って来ている状態だし、ブリザードフラワーなんていくつも要る物じゃなし…。

思いつかないのでオンライン面会の時に「何か欲しいものない?」と聞いてみました。
答えは「何も要らない…。」んだそうです。

一年半前までは毎週でもお洋服が欲しかったのに、そこまで枯れちゃったんだ…。と寂しい気がしましたが、思えば私も最近は、食料と飲料、仕事と生活の必需品しか購入していないのが現実でした。
本来の物欲から解脱したとも思えません。
一時的なコロナの影響でしょうが、皆がこんな調子では経済が回らなくて困ったものです。
欲望は経済の発展には不可欠なのです。

では「お義母さん、今度一緒に外食するとしたら何食べたい?」と聞いてみたら「お寿司と天丼」と言って「ヘヘッ」と笑ってくれました。
よっしゃ、よっしゃ、物欲が無くなっても食欲があれば大丈夫!

試練の時代に生きて行く為には、未来への希望が必要不可欠ですね。

我が家はコロナが明けたら、車で他県に住む友人を訪ねる旅を夢見ています。
何年も会っていない友人を訪ねて、その土地の風景をスケッチしたり、美味しい地元料理をいただいたりできたら楽しいだろうなぁ…、と夢は膨らむばかりです。

ニカママと一緒にお食事したり、地方の友人を訪ねられる日まで、あとどのくらいの月日が必要なのでしょうか。

ニカママは、コロナワクチン一回目を接種出来たようです。
ノンビリニカさんとしては、来週こそは予約に成功したいと狙っている状況です。
私には、通知さえ届く状況にありません。

こんな調子だとまだ半年はかかりそうなのかな…。


庭のプラカンサの花が、今年は見事な満開になりました。

秋になったら、ここに赤い実がたくさん実ってさぞ鮮やかなことでしょう。

そんなささやかな楽しみも、今は大切な未来への希望です。

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コメント

  1. アトム より:

    高齢者は一度転倒して入院生活を送ると
    一気に体力が低下してしまいますが
    コロナ禍の直接面会禁止というのは精神的なダメージ大きいですよね
    視力も聴力も弱い入居者にとっては誰が来たのか、何を言っているのか分からないし
    認知しようという気力さえ削いでしまう気がします
    早く皆がワクチン接種終わらせたいですね
    骨と皮だけの高齢者にあの長い針のワクチン注射って骨の髄に到達しそうで怖い・・

  2. カネゴン より:

    ニカママのワクチン接種が終わって良かったね。
    こっちのお義母さんの施設は医療機関ということで、スタッフたちの1回目の接種は終わったようだけど、入所者はまだだよ。
    どこも色々大変だよね。
    明日、ニカさんの予約が取れると良いね。
    だいぶ日にちが経ったから、電話じゃなければ9時からアクセスすれば大丈夫じゃないかな。

    施設にいると、まずは不自由なく暮らしているから、贈り物には困るよね。
    こっちも飾り物はゴロゴロあるし、本当なら美味しい物を一緒に食べるのが一番なんだけど、結局それも無理だから取りあえずブラウスにしたよ。
    あまり必要ないんだけどね…
    このピラカンサが赤い実をつける頃、せめて先の見通しがついていると良いよね。。

  3. ヨシコ より:

    >アトムさん
    ニカママは、オンライン面会にだいぶ慣れてくれて
    今日は調子良く意思の疎通が出来た気がします。
    「ワクチン注射は痛かった?」と聞いても「覚えていない…」(^-^;)?.. そうなので
    細い身体でもなんとか耐えてくれているみたいです。
    毎回毎回、なんとか先に希望を持ってもらうように誤魔化しながら一年以上経ちました。
    ワクチンを2回打ったからと言っても、外出できるわけではなさそうで…。
    まだまだ試練の時は続きますね。

  4. ヨシコ より:

    >カネゴン
    おかげさまで、ニカママの施設の方々には
    頭がさがるくらい良くしてもらえているようです。
    だからニカママは、欲しいモノも、困ったコトも無いんだって。
    ありがたいことだわ。
    お母様の病院スタッフのワクチン摂取状況も、まだそんな感じなのね。
    日本って遅れてない?
    ウチは基本テレワークなので、後回しで良いから
    ワクチンは医療関係者に優先して欲しいわ。

    今年はピラカンサの当たり年になりそう。
    変な気候の年だから、この梅雨から夏がちょっと心配だけどね。

  5. 直子 より:

    確かに私も必要最低限の買い物しかしてないような気がします。
    その割にはお金も溜まってないけど。
    いつもマスクしてるからメイクもいい加減だよ。
    今規制されていることができるようになる日が待ち遠しいね。
    実家のお母さんにはなんのプレゼントをしたのかな。
    私は妹が買ったというシルバーカーに便乗させてもらって代金を少し払ったよ。
    去年まではこちらの美味しい食べ物を送っていたけどね。

  6. ヨシコ より:

    >ナオチャ
    そうなんだよね。
    何も買って無いけどお金はたまらない…。
    って稼ぎが少ないんじゃ無い!“(*`ε´*)ノ彡☆バンバン!!

    実家の母は、欲しいものがあれば「あれが欲しい」コールがあるので
    気が楽なような、面倒なような…。
    でもそんなに贅沢なものではないし、喜んでくれるのでそこそこの親孝行かな。
    ナオチャのように滞在させてお世話するような親孝行は最近はできていないよ。

    それから、コロナが終わったら、ナオチャのいる街も訪ねてみたいな!

  7. 直子 より:

    うんうん、是非おいなんよ。
    長野県内だし珍しいところはないけどね。
    5年生の時に松本諏訪見学とかいって一日の旅行(?)があったよね。
    まさかその街に自分が住むようになるなんて思ってなかったよ。
    松本城に行って諏訪の片倉温泉かなんかに入って白鳥の遊覧船に乗ったよね。

  8. ヨシコ より:

    >ナオチャ
    5年生の松本、覚えてるよ!
    松本城はすごいなぁって感動したよ。
    白鳥の遊覧船も覚えているわ。
    あの頃、松本はとても遠い都会だったよね。
    安曇野の方にも行ってみたいと思う。
    その時はナオチャに会えるんだ!(⌒▽⌒)!楽しみ!