2005年6月 8日

せんべろ探偵団

せんべろ探偵団というのは当然皆様ご存じないと思います。
中島らものエッセイにあるのですが1000円でベロベロになる、つまり安い値段で酔って良い気分になれる店を 探し求めて旅する企画です。
せんべろ探偵団は近頃のニカさんのマイブームで、今回はその世界では聖地との呼ばれている店に行くという事なので、私もついに参加を決意。
今回のメンバーはいつものせんべろのお供、多摩美の落ち研の後輩のタニシさんと私達の3人探偵団だ。
場所は十条の斉藤酒場。
ウチから交通費を二人往復5000円もかけてせんべろなのか...という究極の疑問は野暮だそうなのでひとまずおいておこう。
おまけに明るいうちから飲み始めるという幸せを味わうためにウチを3時に出発。
まったくばかばかしいほどの意気込みである。
斉藤酒場は十条駅前すぐの所にあって昭和30年代の居酒屋という感じ。
値段も一昔前といった感じでお酒は5尺で180円。
おつまみも150円から300円くらいが普通で、一番高価だったのが鯛のお刺身で450円だ。
店には5時に着いたのだけれどももう満席でサラリーマン風の人から学生からおじいさん達まで大きな自然木のテーブルに相席している。
客層がとても良い。安いからと言って飲みすぎて乱れたり大声を上げている人は無し。
皆にこやかに淡々と飲んでいる。とてもおとなしくて上品だ。
こんな雰囲気の中では逆に大騒ぎできない。
誰でもこんな居心地の良い所を追い出されたくないから昔の村社会のように、場所のルールを守るのだ。
店のおばちゃん達も良い。近頃の居酒屋のマニュアル的な対応でなくて人生経験を生かして客に応じて臨機応変に対応している。
料理は程良く値段相応だがここはとても気持ち良く酔える。
3人で思う存分飲んで7500円。せんべろにしては予算オーバーだけど
2時間ほどでゆとりの時間を味わって来た。
この頃は何処へ行ってもうるさい。客は客なんだからいいだろうと大騒ぎをして店員は大声で対応すれば客は満足すると錯覚している。間違いだ。うっとうしい。
町を歩くだけでうんざりすることがとても多いけど人生ってこんな所で幸せをみつけるととても幸せに送れる様な気がする。
次は3時頃から銭湯へ行って一風呂あびてから、明るいうちに飲み始める企画だそうで...
こうなるとスローライフというより御隠居じいさんの様相を呈しているようでもあるが、
どこまで極めるのか、せんべろ探偵団。

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