2008年5月19日

二階堂隆のセミナー報告-2

5月16日、東京都立産業技術研究センターで開催された「商品企画とデザインの基礎講座」にて3名の講師の一人として、エルグデザイン代表がセミナーを行いました。
セミナー参加者は主に都内の中小製造業の方達です。定員50名のところ、お忙しい中90名近くが参加し、熱心に聴講してくださいました。
代表の発表内容は「G-SHOCK誕生秘話とデザインの着眼点+商品開発の手段」です。
「G-SHOCK誕生秘話」は、壊れない時計ってできないのかな〜、というつぶやきから始まった、熱き思いの3人のプロジェクトチームの開発ストーリー。
セミナー受講者にG-SHOCK誕生秘話を楽しんでいただきながらも、商品開発とデザインの現場を身近に感じていただくコーナーです。

「衝撃に強い」という漠然としたイメージを、チーム3人で話合った末、インパクトのある「10mの高さからの落下に耐える」という数値目標を立てた事。
●10mの高さである会社の3階のトイレの窓から試作品を落として試行錯誤を繰り返した事。なぜトイレの窓だったか...も、笑えて納得の説明付きです。
●デザインする上で「でかい、重い、厚い」というネガティブな言葉を、あるポジティブな言葉に置き換えてみた事。
●代表の頭の中で、G-SHOCKというネーミング決定に至るまでの経過。
●当時の軽薄短小の時代に重厚長大なデザインは、最初から営業からは粗大ゴミ!扱いで見向きもされなかった事。
●現社長の一言で取り合えず量産が決定した事。
●アメリカでのコマーシャルが誇大広告との疑いがかけられ、検証番組でアイスホッケーのパックの代わりにスティックで打たれ、キーパーのミットの中でしっかり動いていた事から、逆にG-SHOCKの強さが全米に証明された事。
●会場からの質問「G-SHOCKの貢献への報酬は?」に対しては、会場ざわめく驚きの答えが...!

などなど、笑いもありながら当時の正直な気持ちと、今後にもいかされるべき実例もあげての内容で、私も聞いていて安心したと同時に感動してしまいました。
実は代表は多摩美の落語研究会出身(落語はあまり上手くなかったらしい...)なので、芸は身を助けると言う所かも。本人はどこまで受けを狙うか、迷ったようでしたが。

それにしてもG-SHOCKは今年発売から25周年を迎えますが、今も代表のデザインである、初代のDW-5000.5600は継続販売され、当時社内でメタメタに酷評されたG-SHOCK2号のDW-5500や丸形のDW-5700も、いつの間にか復刻されて販売されているのは、工業製品では例を見ないすごい事実だと思います。

続いては、受講者が中小製造業との事もあり、現在推進中の福祉関係の昇降テーブルと、前に報告した(株)三輝のシャンプーホルダーについての説明。
こちらは、デザインの着眼点を解説すると共に、実際に外注デザイナーを使った仕事の流れも理解できるようなコーナーです。
参加者が自社の商品企画と等身大に考えられる内容で、会場からも意見を伺うなど工夫もあり、一般の方にも分かりやすくまとめられていたと思います。

代表がこのセミナー講師を受けてからは、「参加費2000円分の価値のあるセミナーにしたい!」と、パワーポイントデータや原稿のまとめなどの事前準備は大変な様子でしたが、私は受講してみて素直に面白かった。反省点もあるので、次回はもう少しバージョンアップできそうです。
次回のセミナー講師も決定しているのですが、他にも多くの方に聴いていただき、デザインの現場を身近に感じていただければいいな!と感じています。

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控え室にて準備中!




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開場前の会場風景。




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結構余裕の表情です。




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会場写真追加しました。

comments

楽しかったセミナーを思い出しながら拝見しました。
そして、一枚目の写真!
背後に光輪が! オーラが写ったのですね?!

  • HIPPO
  • 2008年5月21日 11:17
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HIPPOさん、コメントありがとうございました。
代表の感想として、
今回のセミナーは、聴講している方から「何かを吸収したい」という姿勢が感じられて、とてもやり易いセミナーだった。
との事です。
HIPPOさんも、商品デザイン基礎講座等にも参加されて頑張っていらっしゃいますものね。
それにしてもオーラ?額の明るい光じゃ(^-^;)..

  • ヨシコ
  • 2008年5月22日 10:46
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