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2017年10月22日

フィレンツェの旅を終えて

10日間のフィレンツェの旅を終えて帰国しました。

ニカさんがゆっくり滞在したかった夢のフィレンツェです。
中世の建築物が今も建ち並び、その中に世界的な美術品の集まった宝石のような街。
ダヴィンチ様、ミケランジェロ様、ボッティチェリ様、ラファイエロ様、その他多くの芸術家やガリレオ様にもゆかりのルネサンスの花開いた場所。
(写真はヴェッキオ宮殿の塔より)
フィレンツェ全景-1.jpg

その地に立って、先人達と同じ空気の中でルネサンスを感じれば、自分たちにも新しい変化があるに違いありません。...という夢を抱いて。
フィレンツェ全景-2.jpg

しかし、実際のフィレンツェの地に立ってみて、夢は儚く散りました。

どこもかしこも、東京の大都会の人混みも負けそうなものすごい混雑です。中国人、韓国人のアジア系団体もかなり多くて、うるさい。
おまけに室内禁煙のため屋外の喫煙率がひどく、10mに一人は歩きタバコ。海外の臭いの強いタバコの煙で町中がモクモク状態ですごく臭いんです。
フィエレンツェの人混み.jpg

楽しみにしていたトスカーナ料理も、塩分が強いのと、少々味がしつこく、野菜料理は少なく、メニューが分かりづらいなどと言う理由で、いまひとつ感動の味には出会えませんでした。
というか、一日二日と経つうちに、二人ともだんだん食欲がなくなってしまったのでした。
若い頃は生きて行くために何でも食べられたのに...、これにはさすがに年を感じました。泣..。
(写真は活気と食材溢れる中央市場イル・メルカートのフードコート)
イル・メルカート.JPG

これはフィレンツェカード。(€72)
72時間の有効時間内は、フィレンツェのほとんどの美術館、博物館、教会などをチケットを買う事なくパスしてもらえる便利なカードです。
それでもウフィッイ美術館は身体検査で小一時間並ばされましたが、フィレンツェを歩くにはお勧めできるカードです。
フィレンツェカード.jpg

ともあれ、やつれながらも無事に帰国しましたが、帰国後、冬のような寒さと疲れのためか二人とも風邪で体調を壊し、やっと復活しつつあります。
これから、少しづつテーマごとにフィレンツェでの旅行記を書いてゆきたいと思います。
二階堂隆 二階堂美子.jpg
取り合えず、本日は無事帰国のご報告でした。

台風21号の影響で外は雨足が強くなっています。大きい被害になりませんように。
そして、選挙結果はどうなる?!
フィレンツェの余韻に浸る間もなく、日常は待ってくれないようです。

2017年10月15日

(株)アサップシステム:マジラン

■2015年・第一次開発ストーリーはこちらから。
■2017年7月・展示会の様子はこちらから。

■青梅市内の小さな企業(株)アサップシステムの「MAZIRUN:マジラン」が、まもなく製品化されます。
熱血短距離ランナーだった社長が、学生時代に欲しかった製品「一人でも正確に測れるタイム計測機」構想から10年
市の助成金に採択され、エルグデザインが協力を始めてからも3年近い時間が流れました。

■助成金申請当初、社長が開発した試作機です。(まだデザインは関わっていません)
走る距離に関係なく、一人でも1/100秒単位で計測できる画期的な機能で、個人でも購入できる価格を想定しています。
スポーツ教育に貢献する製品の将来像が見えました。
社長の熱意と製品コンセプトの明快さに、エルグデザインも製品化まで応援したいと感じました。
アサップ試作機.jpg

■センサーはランナーの身体に装着します。
腕に巻くのは、計測ブレが生ずる可能性があるという事で、別の装着方法を模索します。
熱く走るには、バトンタイプはどうか?ハチマキタイプも有り?
センサーは胸元に装着するのが一番正確。ならばタスキタイプが良いのでは!
などと、自作の簡易モックアップで試行錯誤中。
エルグデザイン開発ストーリー4.jpg

初代試作モデルの完成です。
3Dプリンターで作成し、ニカさんが既製色で塗装。
ブラック&オレンジの専用ストラップは私のお手製です。
エルグデザイン開発ストーリー.jpg

■その後、試作モデルで計測データの統計を取り、使用したアスリートの意見を収集し、性能が向上されました。
センサーは、腕に巻く仕様でも十分な計測結果が出る事が確認され、アームバンドに変更、電源は充電式に変更されました。
タイムリーダーは、本体カラーとシート印刷デザインを刷新し、スポーティに生まれ変わりました。

製品案内パンフレットは、A4zサイズ/4ページに、ボリュームアップしてブラッシュアップしました。
製品が間に合わなかったので、製品の代わりにCG(コンピュータグラフィクス)を合成しています。
中ページに、社長の想いの開発ストーリーを掲載しました。
社長の陸上スポーツ愛が、マジランの大きな感性価値です。
マジランパンフレット1.jpg マジランパンフレット2.jpg

■こちらがマジラン最終形です。
7月の展示会では、多方面から高評価をいただき、元気一杯。
年内の発売に向けてアサップ&協力機関一同奮闘中です。
mazirun2-2.jpg

マジランは、オリンピックなどの公式タイムを計測するのと同等の計測機能を、約1/100の価格で提供できる予定です。

アサップシステムはとても小規模な企業ですが、アイデアを継続して暖める努力の継続で、夢の実現はもう直ぐです。

2020年の東京オリンピックや、日本人が100m/10秒を切るという時代の波に乗って、陸上の発展とともに成長して欲しいと思います。


エルグデザイン二階堂隆のデザインワーク

2017年10月 7日

技術連携交流会

秋の恒例、TAMA協会の「地域イノベ・技術連携交流会」にコーディネータとして参加してきました。
こうした交流会へお誘いをいただいてから、10年近く経とうとしています。

この度は、懇親会の時間にこれまでの交流を通じてお知り合いになった企業の方々と一緒に写真を撮らせていただきました。(今日は私の写真の大安売りです)
それぞれの方が、その道の達人で、人間的にも魅力ある方々です。
交流会を通じて世界感の広い方々と知り合う事が出来、何度もお会いしお話しを伺った時間が揺るぎない信頼を与えてくれました。

私達はデザインという世界で生きておりますが、モノ造りというのは、色々立場の人達が関わってこそ成り立っているとつくづく感じます。
これからも、どうぞよろしくお願い致します。
交流会.jpg

散歩道の霞川沿いには、コスモスが群生しています。近所のおばさま達からはロマンティックに「コスモス街道」と呼ばれております。
カモもいます。のどかです。
コスモスとカモ.JPG

夕暮れの空にはうろこ雲。本格的な秋の訪れを感じます。
いわし雲.jpg

2017年10月 1日

旅の準備で思う事

フイレンツェへの旅の準備もボチボチ始めています。

私達二人で、最初に世界を旅したのは、もう30年も昔。
カバン一つで、宿泊先も決めず、鉄道をユーレイルパス(自由にヨーロッパを移動できるチケット)でヨーロッパをひと月かけて巡った貧乏旅行でした。

当時はフイルムカメラでしたが、安全な日本のように写真を人に頼む事はできないので(そのままカメラを持ち去られる恐れあり) 、ツーショット写真はひと月でこれしかありません。
以前も掲載したことがある、アムステルダムの運河にて、やや押し売り的に撮影してくれたモノクロ写真です。
アムステルダムにて.jpg

夜行列車で移動中にフランス/ニース駅で電車がストで止まってしまい、お金の無い若者たち(私たちも)は駅で野宿するしかありません。
持っている食べ物を分け合い雑魚寝した、香港青年とインド青年も、今は立派なオヤジになっている事でしょう。
(この写真は、多分同じような野宿仲間が撮ってくれたと思います)
ニースにて駅で宿泊.jpg

30年後に旅の準備をしていて、時代の変化をつくづく感じます。

昔:辿り着いた町のインフォメーションで大きな地図をもらい、ボロボロになるくらい地図をたよりに歩き、それでも迷う。
二階堂隆1988.jpg
今: 海外用のWi-Fiをレンタルすれば、どこでもスマホで位置と、最新情報を確認。


昔:ひと月のうち家族に葉書を出したのはせいぜい1〜2回。
「無事に生きているよ〜!」という電話を、コレクトコールで1回した記憶があり。
新聞など読む機会が無いので、日本がどうなっているかなど全くわからない。
(気にもかけない)
今: メールとネットで日常と同じ連絡と情報収集が可能。
(若干依存症気味)

昔:ガイドブックのイタリア語を試してみても、相手は混乱するばかり。
今:さて、スマホの音声付翻訳機能は、どこまで通用するか?

昔:安全のためにトラベラーズチェック(本人がサインをする事で外貨に変わる外国旅行者向けの小切手)を用意。
今:クレジットカードやキャッシングで、トラベラーズチェックは完全に終わってる。

ベネチアでガラスの街ムラーノ(島)に、観光目的の船で二人だけで連れていかれてしまい、逃げるに逃げられず購入したワイングラスですが、これにもドタバタのおまけ付き。
ワイングラス.JPG

確か1脚8,000円くらい、 6脚セットで五万円程度のクリスタルガラスです。
当時としては(もちろん今でも)勇気のいった買い物ですが、帰国後ひと月以上待っても音沙汰無し。
いくらなんでも泣き寝入りはできません!という訳で、ニカさんはムラーノの店に「ワイングラスが届かない。この店はインチキだと日本の旅行雑誌に投稿するゾ!」というような内容の手紙を送ったのです。
すると半月くらいで、あっさりワイングラスは届きました。
それも少しも悪びれず「あれ〜っ?前にも送ったのにおかしいなぁ、ヘヘッ(^_^*)」みたいなノリで。
(▼▼#)
結局なんだかんだで、2ヶ月以上待たされ、気を揉んで、やっとゲットしたという思い出込みのお宝です。

今の時代なら、即メールでクレーム。情報はネットで一瞬で拡散です。
現代人はせっかちになったなぁ、とも感じます。

変わったのは自分達もそうです。
今ならひと月も家を空けて、バック1つで宿も決まらない旅に出かけるのは、もう無理!
野宿もご遠慮したいです。

これを進化と言うのか、退化と言うのか...。