母に起こった大変な事?

先日の夜、長野の母から電話があった。「美子…大変な事になった…」という暗い声に「どこかが悪いの!」と慌てた私。

「実は、高校の同窓会長に推薦されて断れない。やりたい事は色々あるのに、同窓会長になったらこれからの2年間が大変な事になる〜。」

…まあ、ここで病気というわけではなさそうなので、一安心。(u_u;)

創立100年を超える女子校の、母も私も同窓生だ。(現在は共学)
東京にも支部があるのだが、大先輩方々のパワフルで優雅な集まりに、私はちょっとばかり引いている…。

「それでも、引受けるつもりでしょ?」と聞いてみたら「正直な気持ちは、もう同窓会は引退して日本画やハーモニカをやりたい」との事。
そうかそうか、もうこれまでの二年間も副会長やってたんだっけ。

「もう充分やったんだから、断ればいいじゃない。
同窓会の為に、残りの(少ない?(^-^;)..人生を犠牲にする事ないよ」
「私は同窓会には参加する気になれない」と言ってみたら、それがなぜか不満そうなのだ。
「そんな美子には私の気持ちは分からない!自分で決める!」と怒った。 (●_●;)

その後は、当然ながら自分の意志で(?)同窓会長に納まり、忙しいらしく、電話もめっきり来なくなった。と思ったら「皆が祝福してくれてありがたい、頑張っている!」との事。

私と母の大きな違いはここだ。
地元に根付いて、人脈を広げ、活躍する母を、尊敬はできても決して真似はできない。
逆に母は私のように、身一つから遠くの土地でなんて暮らせないそうだけど。

取りあえずこれからの2年間、母は大病する暇もなく、弟のお嫁さんに小言をいう暇もなく、畑から帰った後は、東京で買ったウィッグをかぶり(もう2つになったしね)オシャレして、同窓会や趣味の世界へと飛ぶような毎日を送る事になるのだろう。
なかなか見事な老後だと思う。

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コメント

  1. カネゴン より:

    やはり、親子だねぇ。未来の美子ちゃんそのものの姿だと思うよ。
    お母様に負けないように、美子ちゃんもエネルギッシュにがんばってね。

  2. 美子 より:

    ありがとう、カネゴン!
    でも私は未だ未熟者で、他の人の為に無償で頑張れるだけの余裕…ないです。でも、将来の目標にするね。
    それにしても、先日のマダム4人の集まりは楽しかったね。
    私は東京に身一つで来たけれど、カネゴン達みたいな友達がいるから、元気でいられると感謝してま〜す。