操作の進化形

「製品開発には、企画段階からデザイナーを参加させる事が重要ですよ」と普段から言っているのが、届いたのでしょか、、、。首都圏産業活性化協会から「埼玉大学の研究会でインダストリアル・デザインについて講演をして欲しい」とのご依頼をいただき、2月25日に埼玉大学で講演いたしました。聴講者の皆様は、埼玉大・綿貫先生の研究を導入した製品開発に取り組む企業の方々です。 講演では、デザインの基礎的な事、製品開発の具体例、デザインと企業の成長戦略、などについて1時間ほどお話をしました。聴講していただいている皆さんにも、「製品デザインをやってみる」コーナーを設けて体験していただきました。 講演後の質疑応答では、「(私のデザインに)その形状は、どのような発想から来たのか」「これから物はどう進化して行くと思うか」「デザイナーのパテントは、どの様になっているか」など、多くの質問をいただき、なるべく分かり易くお応えしました。

東京 エルグデザイン プロダクトデザイン 二階堂隆

私の講演後に研究会の発表の中で「ものは、無意識に使える事が望ましい」との発言が有りました。 「ん、、、良いぞ、それ!」ピンと感じる言葉でした。 すでに「スマホ」では、その時代入っていて、MacとiPhone愛好家の私は、強く実感できる事でした。 操作パネルやボタンの文字を大きくして「使い易いでしょ」と安易に済ませる時代は終わっています。

東京 エルグデザイン プロダクトデザイン 二階堂隆

高齢化社会に向かっている日本には、とても重要なテーマになります。言い換えれば、オペレーション・バリアフリーと表現しても良いと思います。 皆さんに伝える役でしたが、私が再発見をさせていただきました。 参加企業の皆さんと綿貫先生に感謝です。 そして、この研究会から新製品が生まれる事を期待しています。

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コメント

  1. gop より:

    お疲れさまです。
    私も二年続けて新人講習(って技術系僅か25名ですけど)
    さて今年の新人は使い易いでしょうか?
    で、花見は来週土日が見頃の様ですが、如何しましょう?

  2. タカシ>gopさん より:

    ゴップさんも教える立場なんですね。
    いつの時代も「今時の若いもんな、、、」と言われていますよね。きっと私達も、言われていたんじゃないですかね。新人教育、がんばって下さい。