2008年5月26日

よくあるご質問

Q-1 G-SHOCKの最初のモデルDW-5000は、どのようなイメージでデザインしたのですか?

二階堂隆のデザインした最初のG-SHOCK(復刻版)

Ans.
G-SHOCKの対衝撃構造が、メタルケースをウレタンで囲む構造になったとき、イメージしたのが「蛸と戦車」です。
堅牢なメタルケースを、蛸のように柔らかな物体が包み込みこんで、衝撃を吸収するイメージ。
剛と柔、二つのイメージが合体したものがG-SHOCKのデザイン・コンセプトです。
G-SHOCK本には、タイヤをイメージして・・・などと、一部で言われていますがこれは間違いなんですよ。

二階堂隆のデザインしたG-SHOCKの最初のイメージスケッチ
「蛸と戦車」イメージスケッチ   G-SHOCKネーミングへのプロセス

Q-2 プロダクトデザイナーってどのような仕事なんですか?
Ans.

プロダクトデザイナー、工業デザイナー、インダストリアルデザイナーは、ほぼ同じ業種です。
プロダクトデザイナーを一言で言うのは困難なのですが、あえて言えば「商品コンセプトを明確にして工業製品を、あるべき姿にする事」です。 
ちょっと分かりにくいので説明します。
プロダクトデザインでは、商品コンセプト&ターゲットと言う事が頻繁に言われます。つまり「何のために」「誰に」使ってもらうのかはっきりさせましょうと、言う意味です。ここを曖昧にして商品開発を進めると、スタッフの目標が一致していないので開発が迷走してしまいます。
ですから、ここからが出発点になります。商品コンセプトに対して機能・材質・形状・色彩などがちゃんと整合性があるか、判断してデザインは進めます。
もちろん商品化するにあたっては、市場(消費者の皆様)に受け入れられる(売れる!)という使命は必須ですが、市場に迎合すると逆効果で失敗します。

※新コーナー「工業デザイナーって何してくれるの?」もご参照ください。

Q-3 どのような流れで仕事を進めるのですか?
Ans.

Step-1 商品コンセプトの明確化/主にクライアント(依頼企業)様とディスカッションして商品のコンセンサスを取ります。

Step-2 基本デザイン/デザインの大まかなイメージをプレゼンします。

Step-3 デザイン調整/通常はデザインを一つに絞り込んで設計・材質・コストなどの摺り合わせを行います。

Step-4 デザイン図作成/2DCAD叉は、3DCADで外観形状のためのデータを作成します。

Step-5 モデル作成/主に外観を検証するためのモックアップ(模型)を作成します。通常は、モックアップを専門に作成する業者さんに依頼します。

Step-6 製品化/カラーバリエーション、印刷仕様、シボの指定などフォロー業務を行います。

Step-7 パッケージデザイン、チラシ作成、展示会協力(レイアウトやタペストリーデザイン)等の業務まで受注いたします。

デザインワークを要約しますと上記のようなプロセスと内容になります。
ですから、デザインに着手してから、商品化までは半年以上かかる事が普通です。
エルグデザインでは、クライアントの状況を考慮し、仕事の内容や日程を調整して推進しています。


Q-4 デザイン料はどの程度かかるものでしょうか?
Ans.

デザイナーによってかなりの価格差があります。
エルグデザインでは中・小規模の企業様にもデザインを活用していただきたいと思っております。
ですから、実働一日あたり3〜4万円(一人の業務として)程度としています。
期間につきましては、デザインの難易度にもよりますが、基本デザインは通常2〜4週間かかります。
なので基本デザインは20万円くらいから。その後の調整や図面作成費も、実働時間に相応する価格となります。
予算が少ないけれども、デザイナーを使ってみたい!というご希望がある場合は、業務内容を簡略化して対応いたします。

他のデザイン料の例も知りたい方は、東京都中小企業振興公社から発行されている「デザイナー活用ガイド」をご参照ください。
ダウンロードもできます。
肝心な事ですが、契約前には必ず業務の内容に対応する見積りを取りましょう。普通は見積りまでは無料です。

こちらにデザイン料の目安をアップしました。

Q-5 デザインや商品企画について相談できる公的機関はありますか?
Ans.

都内でしたら東京都立産業技術研究センター(都産技研)や 東京都中小企業振興公社(アスプラザ)があります。
無料で相談に乗っていただけますし、Q-3-Ans.の中にあるデザイナー活用ガイド(冊子)はこちらで入手できます。
デザイン以外にも相談に乗ってくださいますので、支援内容はホームページでご確認ください。


Q-6 エルグデザインでは商品デザイン以外の、モックアップの作製やチラシの仕事も一緒に受けてもらえるのですか?
Ans.

モックアップは、試作品、製品モデル、ダミーなどとも呼ばれています。
最終商品の外観確認用、ショーなどの展示用として利用します。
エルグデザインでは、モデル作成は協力メーカーに外注しています。
目的と予算で数種類ランクでの作り分けが可能です。
デザイン検討の段階で三次元データができており、そのデータを利用してモデルを作成しますので、デザインからモデル作成まではスムーズに移行します。
パッケージデザイン、チラシデザインはお引き受けしております。
商品コンセプトを反映させたものとなりますので、商品から、チラシ、パッケージまでが統一したイメージで仕上がります。


Q-7 プロダクトデザイナーならどこに依頼しても同じような仕事内容ですか?
Ans.

会社員にも色々な性格やタイプがあるように、デザイン事務所にもそれぞれの特徴があります。
先ず、御社が何をしたいのか、明確にしてからデザイナーを探しましょう。
仕事を依頼する前には目的に応じて、過去にどのようなデザインをしてきたか。金型や成形についての知識の有無。
どのようなデザインテクニック(2D・CAD/ 3D・CAD /イラストレーター/フォトショップなどのパソコンツール)があるか。
最終的にどこまでフォローできるのか(量産図面、モデル作成やパッケージ他)、を確認してください。
また、仕事を進めて行く上では、お互いにきちんとコミュニケーションを取れる事も重要です。
契約前に直接会って、話の中で意志の疎通ができる相手か確認する事も必要でしょう。


Q-8 インチキなデザイナーもいると聞きました。信用できるデザイナーの選び方を教えてください。
Ans.

残念ながら「デザイナーを使ったけど物にならなかった」と言うお話も耳にします。
一番簡単で確実な「デザイナーの見分け方」をお教えします。
そのデザイナーが仕事をした企業に評価を聞いてみる事です。
(この場合中小製造業である事が前提です。大企業の場合は外部デザイナーを公表しないことが多いです。)
デザイナーを使って満足いただいている場合は、それなりのお返事がいただけると思います。
ただし、ご迷惑にならないよう配慮してくださいね。
その他の確認方法は、これまでにデザインしたものが量産化されている実績がある事でしょう。
グッドデザイン賞の受賞経歴なども目安になると思います。
くれぐれも、上手い話と一見して綺麗な絵にごまかされない様に気をつけて下さい。
貴重な開発費用を無駄にしないようにしましょう。

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