G-SHOCKと展覧会

第12回はむらイブニングサロンにて、カシオ計算機株式会社/ G-SHOCK開発メンバー:伊部菊雄氏による「G-SHOCK開発ストーリーとロングラン化の価値創造」の講演があり、懐かしさと好奇心から二人で参加して来ました。

カシオ計算機のG-SHOCKは今から40年近く昔、伊部さん(発案・設計担当)、増田さん(商品企画担当)、二階堂隆=ニカさん(デザイン・ネーミング担当)の3人が開発した [落としても壊れない常識を覆す腕時計] です。
嬉しいことに、ニカさんデザインの初代G-SHOCKは今も定番の人気商品です。

話が少しそれますが、ニカさんに「初代G-SHOCK(DW-5000)のデザインに点数を付けるとしたら何点?」と聞いてみたら「70点か75点」だそうです。
ニカさんデザインのG-SHOCK第2弾となるDW-5500の点数は80点だそうなので、デザイナーの満足度はこちらの方が上ですが、やはり定番はDW-5000。
0から創造したという感性価値に勝るものはないのかもしれません。
ちなみに、丸型のDW-5700は「コストをかけずにバリエーションを増やす」という企画のもとに、中身はDW5000と同じで外側のデザインのみ変えた、こちらもニカさんによるデザインです。

当時20代だったG-SHOCK開発メンバー3人もすでに60代。伊部さんはG-SHOCKの語り部として世界を周り、増田さんはカシオ計算機にて事業戦略のトップとして活躍し、ニカさんはカシオを退社後、様々な企業の工業製品のデザインに携わるという別々の道を歩んで来ました。
伊部さんとは、30年ぶりくらいの再会ですが、少しもお変わりないのにびっくり!
カシオからサポートとして会場に来ていた昔の同僚とも、思いがけない懐かしい再会ができました。

今回の講演を拝聴し、さすが世界を又にかけるプレゼンの説得力には感銘を受けました。
伊部さんはどこの国でも、心に届くプレゼンのために、その国の言葉でプレゼンを行うそうです。できるだけ正確に伝えたい、と言う真摯な気持ちからとは言え頭が下がります。

講演から、当時は口にできなかった設計者ならではのご苦労を知りました。
そこにはデザインの視点からの開発ストーリーとは全く別のストーリーがありました。
先の見えない開発に取り組み、それぞれが乗り越えた様々な葛藤や苦しみは、今も人の心に響くものだと感じます。

ここで私の妄想です。
伊部さん、増田さん、ニカさんの3人が、それぞれの立場で一同に講演行ったら、新しいカテゴリーの事業開発のヒントになる面白い講演会になりそうですね!

週末は水彩画友達Oさん…(カシオ計算機の役員だった方なので、やっぱり私たちはカシオ時代の仲間とは切っても切れないご縁のようです)が出展する入間市の展覧会(ペアーレ埼玉作品展)に行って来ました。

ペアーレ埼玉作品展は、水彩画だけでなく、書・押花画・色鉛筆画・クレヨン画・写真のレタッチなど趣味の楽しみに溢れた展示会でした。
押花画や色鉛筆画には目を見張る作品がありましたが、水彩画ではOさんの作品が一番お上手だったように感じます。

実は最近描いた作品を失敗し、ネットを見れば高レベルな水彩画が盛りだくさん。
自信喪失というか、世界にはこんなに上手い絵がたくさんあるのに私ごときが描くのはおこがましいような気分もあったのですが、たとえヘタでも(←失礼!)趣味を楽しんで発表する姿勢を見て、気負いが抜けたような気がしました。

どんな経験も無駄じゃない!..ですね。

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コメント

  1. カネゴン より:

    Oさんの絵は、以前ブログに載っていたものだよね。
    絵のサークルに入っているのかしら?
    以前、オスカネの仕事時代の関係の人の絵の展覧会を
    見に行ったけれど、皆それぞれ好きなよ~に描いていたよ。
    ヨシコちゃんたちの絵も、なかなか良いと思うから、機会が
    あったら出してみると良いわ。
    クロスケの絵も一緒にね。

  2. ヨシコ より:

    カネゴン
    Oさんの絵のこと、よく覚えていたね!
    入間の絵画サークルに入っているそうで、結構長く続けているみたい。
    Oさんの絵は緻密さが個性ですが、自分の個性を見つけるのが難しいわ。
    一緒に河辺の中央図書館の展示室で展覧会をしようとお誘いしているけど
    拒否されてます。
    ニカさんは、やる気満々なんだけど…。(^-^;)..

  3. アトム より:

    伊部さんの講演会のあとに関係者のパネルディスカッションしたらいいんじゃないですか?
    「オレはそんなつもりじゃなかった」とか話が膨らんで楽しそうです(^^
    先日カミさんがスギ作の写真を入手し、40年経っても何も変わってなくて驚きました
    もちろん20代から部長みたいな風格はありましたからね~
    絵を描くのも毎年市民芸術展に出品するのは、目標があって良いような・・面倒臭いような・・

  4. ヨシコ より:

    アトムさん
    記憶は自分中心に書き換えられますよね。
    同じ苦労を共にした人の別の角度からの
    お話を聞くのは、
    視野が広がって良いのかもしれません。

    それよりも、奥様はどうやって
    スギ作の写真を手に入れたのでしょう!
    昔からスギ爺と呼ばれていたので
    今も違和感がないのかな。(^^)
    もう30年近くお会いしていません。
    今の姿を見てみたいな〜。

    あ、展覧会の件ですが、ニカさんは
    アトムさんも仲間に引き入れようとしていますので
    どうぞよしなに!

  5. 直子 より:

    土日が休みではないので曜日の感覚がずれていて、いつもよっちゃの日記を読むのが出遅れてしまうよ。私には火、水曜日が土日の感覚になってしまうのさ。
    G-SHOCKは私は名前くらいしか知らないけどニカさんの作品だったなんて初めて知った時には驚いたよ。こうしてみると本当にかっこいいね。
    昔の仲間と今でもこんなふうに繋がっていることが本当に羨ましい。
    こういう世界では同じ時代を過ごした仲間は強い絆で結ばれているんだね。

  6. ヨシコ より:

    ナオチャのブログは
    昔に比べてブログ更新の頻度が少ないけど、
    色々重なって忙しいんだろうなぁと想像しています。
    コメントなんて無理する所じゃないから、気にしないでね。

    私たちはカシオに10年弱しかいなかったのに
    新入社員で初めて入った世界というのは人生に与える影響が大きいと感じるよ。
    カシオ計算機の会社に対しては不条理な思い出の方が多いけど
    人には恵まれたと思います。
    同じ釜の飯はソウルフードになるようだわ。(*^^*)