2006年8月 5日

長岡の花火

昨年の忘年会の時に長岡出身の池津さんから長岡の花火への熱き思いを聞く。
人間はどんどんエキサイティングな刺激を求めてしまう業の深いもの。しかも花火は、造った物を破壊する刹那を楽しむという極めて生産性の低いものだ。その為に町を上げて熱く燃えるというのか。よ〜し、どうせなら日本一、新潟長岡の花火を見に行こう!と決心をしてから早いもので8ヶ月。8月2日の当日は7時からの花火なのに5時から河原に集合。
池津さんと共に御一緒するのは富松さん。こういうハレの日は「すごいなあ〜!」と感動し合える仲間は断然多い方が良い。

信濃川の河原に設けられた会場は川幅1.2Km、橋と橋の間1.5Kmでかなり広大だ。両岸に観覧席が設けられていて、まだ日ざしの強い中を多くの人が集まって花火への期待に盛り上がっている。

長岡の花火に惜しみない情熱を注ぐ池津さんの元、良いポジションに10帖程のシートを敷く。それでも隣の席とは十分な距離がある。ゴロ寝して見られるなんて贅沢な花火だ。花火までの2時間は少しづつ日が暮れてゆくのを楽しみながらの極楽のビール。このゆっくり過ぎる時間があって良かった。花火が始まってからの2時間はあっと言う間に過ぎてしまったもの。立続けに打ち上げられるスターマインや橋に架けられた1.1Kmのナイアガラ。直径650mもの大輪の花を咲かす「正三尺玉」の美しさと空気の振動の迫力。最後、ジュピターの曲に合わせて打ち上げられた、地震からの復興を祈る花火「フェニックス」にはもう涙物でした。見とれながら飲むお酒は少々灰の味でこれも良し。

途中からは池津さんの奥様や友達も集まって賑やかだった。この人達がまた元気で面白い。こんなふうに花火が自慢で故里が好きで、そこにしっかりと根を張って暮らせる人生は幸せだ。

ニカさんの写した花火の写真はなかなかの迫力で素晴らしかったけれどこんなふうに文章にしてもやっぱり本物長岡の花火の表現には消化不良な感じです。
でも私の人生の中では今までで一番華麗な花火だった。

誰の中にもいくつかの思い出花火があって、
それは自分自身で体験した花火だからこそ宝物になるんだね。

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