今週の手仕事

私が子供の頃の写真を修復してブログにアップしたのをきっかけに、幼馴染ナオチャの家族写真の修復を引き受けした。

写真館できちんと撮られた、ナオチャ3兄弟とお祖母様の家族写真。
一番下の弟君の誕生祝いでしょうか。
右の利発そうな女の子がナオチャです。


年月が付けた汚れと傷を消して、カラー調整し、古いけど美しいセピア色の写真へと蘇りました。

次は、楽しい着色作業です。
これは修復した白黒写真をフォトショップでカラー化したものです。
とても便利な機能で、お着物などは良い感じに仕上がっています。
でもお祖母様の手などに違和感があり、色合いも全体に硬いイメージ。

ここからは私の腕の見せ所だわ。

そしてこちらが着色修復の完成形です。
3兄弟の服の色はバランスを考え調整し、全体に温かみのある色彩をつけて仕上げました。

良い感じに昭和の美しい家族の瞬間が蘇ってくれたと思います。

ナオチャからは、家宝にしてくれるくらい喜んでもらえました。
こんな趣味の手作業で幸せになってくれるなんて、私の方が嬉しいわ。
芸は自分も友人も救うのでありました。

ナオチャから依頼の個包には、このお菓子が入っていました。
松本名物、マサムラの「天守石垣サブレ」
とても美味しかったので、信州松本に旅された折にはお土産に是非どうぞ。



そして、今週もまたスマホで地獄を見てしまった私です。

2月にスマホを水没させた痛い教訓から、落下防止を考え、100均でこんなパーツを組み合わせて使っていました。
ガラスには強化フィルムを貼り、本体はクリアケースで保護しつつ、スマホと着衣を伸びるリールキーで常に繋いでおく!という苦肉ながらも厳重の策。


これで万全…なはずだったのに、いつの間にかガラスにヒビが入ってる〜?!(>_<;)
ジーンズのお尻のポケットにスマホと鍵を入れてコンクリートの上に座ってしまった…多分あの時の事故だと思います。
私のお尻に押されたくらいで…、ガラス厚、薄くなり過ぎじゃないでしょうか!

自己嫌悪に打ちのめされながら、立川のアップル修理サービスにてガラス交換してもらいました。
不幸中の幸い、2度目のアップルケアサービス利用で、ガラス交換費用は¥3,700-でした。
もしアップルケアに入っていなければ¥17,636-という傷ついた心を更にエグられるような交換料金。
やはり保険は安心材料ではありますが、その分これまで支払っているのでトントンか..。

もう2度とこんな残念な思いはしたくない!と、街に出たついでにスマホカバーを探しましたが「軽くて、常着しても負担にならず、簡単に出し入れでき、耐衝撃性があり、お尻に潰されず、落とす心配がない!」という都合の良いものが中々見つかりません。

ならばと、軽くてクッション性のあるキルティングの余り布でベルトに通すスマホ用ポシェットを作りました。
このポシェットとスマホをリールキーで繋いでおけば完璧なはず。


ベルトタイプでは似合わない服装に備えて、ハードケースや、肩掛けポシェットタイプのホルダーも用意しました。
全て100均と余り物で調達しました。
被害を最小限に抑えながら、今後も更に万全なスマホ保護方法を追求していこうと思います。


そういえば以前、G-SHOCK携帯というのがあったなぁ。
できればシンプルなデザインのまま、耐衝撃スマホがあれば最高なんだけど…。

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コメント

  1. アトム より:

    雰囲気の伝わる良い写真ですね。
    3枚目がフォトショップの自動色付けの結果ですか?凄い!
    Ai判断なのでしょうか、物質をどのような判断をしているんでしょう。
    着衣の色変換も効果的に華やかです。
    2枚目のセピア化はとても完成度高く安心感があります。
    昔は「光沢にしますか、絹目にしますか」とプリント仕上げを訊ねられましたけど
    絹目は粗くなるしやはり仕上げ難いですね。

    • ヨシコ より:

      >アトムさん
      とても良い写真なので、修正しがいがありました。(*^^*)
      フォトショップの自動カラー化はすごい技術だと思います。
      設定すれば10秒くらいでカラー化してくれます。
      肌の色などは、AIで人種まで選別している可能性あり。
      恐ろしいくらい。
      昔の写真はセピアは雰囲気があって良いし、カラー化しても良し。
      どちらにするか迷うところでした。
      そう、この写真の原画は絹目なんですよ。
      そこがまた懐かしい。

  2. カネゴン より:

    ヨシコちゃ~ん、ダメよスマホのお尻ポケットは!
    お尻で踏んで良いのはハズキメガネくらいだからね。
    とは言え、今の時代、スマホは財布以上に大事だから、無くしたら大変だもんね。
    私なんかバッグにしまうと、本当にバッグに入ってるだろうか、どこかに忘れてないだろうか、って心配になりちょくちょく覗いちゃうのよね。
    自分の身体に触っている感触がないと心配になっちゃうよ。
    仕方ないから紐付けて、腕にぶら下げてるけど、結構邪魔なのよね~

    写真、とても良く修正されているわ、お見事!
    この写真を見て、ナオチャさんのお祖母様は、きっとこの時の年齢は今の私らと同じくらいの60代半ばじゃないかな…って思ったのよ。
    きっと明治の終わりか大正の初めのお生まれで、しゃんとした日本の母だったんでしょうね。
    今の時代の孫を抱くおばあちゃんのイメージとは全く違う、時代を感じさせる良い写真だと思うわ。

    • ヨシコ より:

      >カネゴン
      そうか…。スマホの尻ポケットはダメだったんだ…。
      ずっと昔からそうしていたんだわ。
      最近は超薄型になったから壊れやすくなったのかと思った。
      でもさ〜、常にスマホを負担なく身に着けておくって、結構ハードル高いでしょ。
      今日も100均でナイロンベルトを買って作り直したよ。
      カネゴンもパッチでスマホポシェット作ってみて!

      そうそう、ナオチャのお祖母様のお年は、私も気になっていたの。
      もしかして、今の私たちと変わらないんじゃないかなって。
      でもナオチャのお返事では75歳ということなので、今の75歳と変わらないわね。
      でもサザエさんのフネさんなんて50歳くらいっていうことだから、昔の人の方が年齢による落ち着きはあったと思う。

  3. 直子 より:

    きゃああ~、恥ずかしい。
    でも本当にありがとう。
    妹と弟には郵送したけど、ちょうどGWに入ったせいか着くのは30日だって。
    ふたりともすごく喜んでくれたよ。
    ずっと疑問だったのよ、この色はどうやってつけたんだろうって。
    フォトショップが選んで色をつけてくれるの?
    それとも実際の色を導き出してくれるのかな。
    色は全部合ってるような気がしてくる。
    それからカネゴンさん、この時の祖母は75歳です。
    私たち内孫が一番最後だったので、私たちに取っては年を取った祖母でした。
    よっちゃのおばあさまは教育者の母そのもので、若くて品があって羨ましいなと思ったものでした。
    うちは田舎の肝っ玉ばあちゃんでした。
    毎朝この写真に手を合わせてから仕事に行ってます。
    おばあちゃに守られているような気がしているよ。
    私も記事にしようかな。

    • ヨシコ より:

      >ナオチャ
      妹さんと弟くんにも送ってくれたのね。
      余分に送って良かったわ!
      ところで、CDに入れたデータは開けた?
      もし開けないようならメール添付するから連絡してね。

      作業はフォトショップという仕事で使っている便利なソフトを使ったよ。
      3枚目のカラー化は、AIの進化のおかげだと思う。
      設定すると、自動で相応の色をつけてくれるのよ。
      そこからは手作業で調整して出来上がりさ。

      ナオチャのお婆さんは田舎の肝っ玉ばあちゃんというより、着物姿も上品なお祖母様だよ。
      それに、3人の孫に囲まれてとても幸せそうに見える。
      命日に届いたというのもすごい運命だね。
      きっとこれからも毎日そばで守ってくれると思う。