クルーズの夢と現実(飲食編)

ダイヤモンドプリンセスでは、クルーズ料金の中に終日食べ放題のお食事代金が含まれます。
(料金が発生するスペシャリティレストランやメニューもありますが、今回は利用せず。プリンセスプラスプランを追加したのでアルコールは1日15杯まで無料)

食い意地の張っている私としては、美味しいものが食べ放題でお酒もたっぷり飲める、という夢のような毎日に自分の欲望が打ち勝てるかが一番の心配の種でした。

朝と昼は、ホライゾンコートという見晴らしの良いビュッフェで取りました。
空いている時は良いですが、混んでいる時は席を確保をしてから食事を取りに向かいます。

ビュッフェのお料理はこんな感じです。
お肉、野菜、果物、シリアル、フレッシュジュース、パン、ご飯、何でも揃っています。
エスニックな巻き寿司や、フルーツカービングなどディスプレイも綺麗です。


中でもすごいのがスイーツの豊富さです。
ケーキからクッキー類まで日替わりで何種類も並んでいる姿は圧巻でした。

しかし見ただけで脳が甘さに満足してしまい、滞在中にノンシュガーのスイーツを一ついただいただけでした。
今思うと、少し勿体無かった気分..。


窓に近い席を確保できることが多く、朝と昼はだいたいこんな感じでした。
朝からスパークリングワインをいただくという贅沢も満喫しました。

豊富なフルーツがいただけたのも嬉しかったです。



ラーメンコーナーが意外な人気!
トッピングは自由に取り放題です。
一度塩ラーメンを頂いてみましたが、麺はイマイチですがスープは美味でした。


一番のお気に入りの場所は、デッキ14のプールサイド。
デッキチェアーまでドリンクを運んでもらったり、ニカさんはお気に入りになったハンバーガーでビールを飲んだり。


船内には、このように素敵な雰囲気で飲み物を作ってくれる場所がいくつもあります。


椅子に腰掛けて海を見ていると、いつもクルーが「何かお飲み物をお持ちしましょうか」と声をかけてくれるので、お言葉に甘えてついついオーダーしてしまう私たち。


…ここまで書いて、自分たちの飽食ぶりに呆れました。

当然ですがこんな感じで過ごしていると、夕食の時間になってもお腹が空きません。

それでも気合いでレストランに向かいます。
レストランは5種類ありましたが、インテリアが異なっているだけでメニューはどこも同じです。


数種類の日本語メニューから前菜・主菜などの料理を選びますが、細かい説明がないのでカンに頼って注文します。
どんな料理かはもはやミステリーで、出て来た料理はだいたい想像とは少し違うものでした。

和食もあるので、試しに「冷奴」を注文してみたら出て来たのは右のような意表をつくプレゼンテーション。
味は、薄い醤油スープでした。

これは中でも一番美味しかった日のコースです。
エスカルゴとロブスターとヒレ肉のステーキ。
毎晩提供されるパンと手作りのバターも美味でした。

料理を運んでくれるサーバーは、必ず「美味しいですか?」と聞いてくれます。
そこで「少し魚介類が生っぽいですね。」なんて言える勇気はありません。
「美味しいです」とニッコリ笑って、お腹が苦しくても残さず食べる!
これぞ日本人!なのかな?


このように、いつでもどれでも食べ放題!というローマの貴族のような生活の中だと「お腹ペコペコだ〜!」とか「あ〜美味しい!」という感動が希薄になるのを実感しました。

それでも一日このような生活をしたら、必要なのは運動です。

ダイヤモンドプリンセスは、全長: 290 m、全幅: 37.5 m。
私たちの部屋は後方末端の方なので、廊下の景色はこんな感じです。
一点透視遠近法の見本みたい。

ここを端から端まで移動していると、なんだかんだで1日1万歩前後歩くことになり、それだけで十分疲れて、ボーっとするのにも忙しく、結局ジムでの運動はできませんでした。

それでも適度な運動になったのか、恐れていた体重増加はなかったです。
体脂肪は増えていましたが…。

家に帰ってから庭仕事をした後のビールや、自分たちで作った料理を最高に美味しい〜!としみじみ感じました。

やっぱり私たちは貴族にはなれない人間のようです。

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コメント

  1. アトム より:

    予想以上に御馳走の数々!
    人間はこれだけの環境を与えられたら、どこまで飽食に耐えられるのだろうか。
    それに写真撮影も凄い気力。というか時間があり余っているのだろうか。
    脳が甘さに麻痺して結局スイーツは一つだけには笑っちゃいました。
    高い甲板で外洋の空気を浴びたようすはいかがでしたか。
    それに気持ち良くスケッチも描けそうですね。

    • ヨシコ より:

      >アトムさん
      飽食にも飽きた時、また違う世界が見えるのでしょうか。
      私は10日でもう十分な気分になりましたが、またいつかあの飽食を味わいたくなる日が来るのかな?

      写真はスマホでちょいちょい記念に撮っただけです。
      アトムさんのように、撮影に時間はかけて無いのでお恥ずかしいです。

      デッキ14は、船旅気分が一番味わえる場所でした。
      スケッチですか。
      そう言う気分にはなりませんでした。
      1ヶ月くらい船旅をしていたら、時間を持て余して描く気にもなるのかなぁ。

  2. カネゴン より:

    1日15杯飲み放題って、いったいニカ家は平均何杯飲んだの? そうとう飲めるね。
    最初、何でケーキ食べなかったの?って思ったけど、続きを読んでいたら、これじゃケーキを食べる暇はないわね。

    バイキングのディスプレイはさすがセレブ感が出ているね。
    そしてニカ家だから、ちゃんとお皿への盛り方が綺麗だよ。
    ウチなんて、あれも食べたい、これも食べたいで、お皿グッチャグチャの盛り方になっちゃうから、きっとセレブ感が出ないだろうなぁ。

    旅に出かけて色々美味しいものを食べても、結局は我が家の味が一番になるんだろうな。安心感があるものね。

    それにしてもジムに行かなくても1万歩なんてさすが大きな船だね。
    この廊下の端から端まで、絶対走れそうにないわ。
    (運動!って言って走ったら大ヒンシュクだろうけど…)

    • ヨシコ より:

      >カネゴン
      やっぱり適量があるみたいで、二人とも1日に6〜7杯が限度でした。
      不思議なのは、飲んでも少しも酔わないのよ。
      酔わないのに、もう飲めない感じ。
      お腹が一杯だったからかなぁ。

      高級感のあるレストランよりカジュアルなビュッフェの方が人気があったよ。
      堅苦しくないのと、自分の好きなものが目で見て決められるからかな。
      和食もあったし、ビーガン向けなどの表示もあったよ。

      乗員乗客あわせて、4千人近い人の胃袋を満足させるって、すごいことだよね。
      食事に宿泊にアミューズメントも満足させてくれるから、クルーズ料金はリーズナブルだと思う。

      とにかく船内は広いし、場所がわかりにくくてしょっちゅう迷ってたのよ。
      それでたっぷり歩いちゃった訳でした。(*^^*)

  3. 直子 より:

    わあ、知らない間にこんなに更新されてる~。
    すごいお料理ばっかり。
    夕飯になってもお腹が空かないっていうのがよくわかるわ。
    私の見る限りではクルーズの想像通りの映像ばかりだなあ。
    それにしても中を歩き回って一万歩ってどれだけ広いんだろうと想像しちゃった。
    ジムまであるのかあ。
    方向音痴の私には無理だわ。
    しかし1年も前から予約しないといけないんだね。

    • ヨシコ より:

      >ナオチャ
      記憶が新しいうちに、さっさと旅ブログを完了させたいんだけど、
      もう少しかかりそうだわ。
      クルーズの間は、少し疲れていたけど
      いざ旅が終わってみると、すごく良い経験ができたと思う。
      船内は方向がわりにくくて、上下左右に複雑なので、
      迷子になって歩いた分が多かったのよ。
      ウチの料理は美味しい!ということが新たに確認できたのも良かったぞ〜。(*^^*)v