2011年1月17日

ニッポン・ビューティ

就寝前のひと時、軽い気持で読むために図書館で借りた本です。

ひとつひとつはとても短いインタビュー集ですが、
そこに凝縮された「人生の輝き」に圧倒された本をご紹介します。
講談社/Grazia編集部発行「ニッポン・ビューティ:本物の女たちの 美しい生き方」

プロダクトデザイン:エルグデザイン 本

この本に紹介されている方々、お年はアラウンド80の女性達。
女性が社会で認知されていない時代に生まれ、太平洋戦争が青春時代と重なり
不幸や苦労を経験し、そんな運命をバネにして夢中で生きて来た人生。
あっけらかんとした明るさがあって、一本筋が通っていて、だからこそ心に響きます。

ホリエモンだか、ユニクロの柳井社長が、
「女性には大企業の社長になるような野心が足りない」と言うような事を書いていたけれど、大企業の社長=成功者、というような考え方そもそもが男社会の価値観なのだ。
女性の偉大さの本質はこのような諸先輩方の中に存在しているんだと思う。

実際は本には語られていないご苦労も多々有ったと想像できますが
逞しく、しなやかに時代を生き抜いてきた年月の作った顔は
80歳を過ぎてもとても清々しい表情です。

私もだいぶくたびれながらも、まだ道半ば。
諸先輩方には到底及ばないまでも
これからだって頑張れるという希望をくれる一冊となりました。


お話される方とテーマは以下の通りです。

◎堀文子(日本画家)―死ぬまで現役の職人でいるつもり
◎相馬雪香(『難民を助ける会』元会長)―自分が変わらなければ、平和は訪れない
◎朝倉摂(舞台美術家)―わび、さびと言い出すのは“逃げ”ですよ
◎春日とよせい吉(小唄師匠、置屋『初音家』女将)―今の幸せはたくさん苦労したおかげ
◎瀬戸内寂聴(作家)―100冊の本より1回の恋愛
◎尾中千草(草月流千創会主宰・華道家)―美とは心。お花は心をいけるもの
◎吉沢久子(生活評論家)―老年期って、とても素敵よ
◎斎藤公子(保育実践家)―どの子も素晴らしい!どの子も育つ!
◎三木睦子(三木武夫記念館館長)―戦争を起こすのは、きまって男性です
◎高野悦子(岩波ホール総支配人)―自分が信じたことをやるだけです
◎佐藤初女(『森のイスキア』主宰)―急がないで「今」を生きましょう
◎黒柳徹子(女優)―好きなことだけやって、生きてきました
◎森英恵(ファッションデザイナー)―ずっと、闘ってきたんです
◎季羽倭文子(ホスピスケア研究会顧問)―“ひとりじゃない”って抱きしめる仕事
◎暉峻淑子(経済学者埼玉大学名誉教授)―自分の“全体”を生きることが大事なの
◎田辺聖子(作家)―私やっぱり、言葉が好きなの
◎森岡まさ子(講演家)―いつも笑顔でいれば、辛いことも逃げてくよ
◎小泉清子(鈴乃屋会長着物デザイナー)―何があっても、へこたれません!
◎福田みどり(故・司馬遼太郎夫人)―夫婦って、いったい何かしら
◎渡辺和子(ノートルダム清心学園理事長)―人は自分で幸せになるんです

comments

comment form



画像の中に見える文字を入力してください。